第6話

重なる奇跡
292
2023/03/13 15:51
次の日
あなたは、一様とまる前提でこい。とシルクにいわれていたため、1日とまった。
ねね!あなた!これかわいくない?
あなた
うわー!なにそれめちゃかわ!
モトキ
....
あのこ....
あなたさん
どっかで....あったような....
マサイ
なーに見つめちゃってんのーおに~さ~ん
マサイ
あ、まさかお前まで恋を
モトキ
ちげえよw
マサイ
あら残念
からかいの笑みを浮かべながら隣に座るマサイ
マサイ
で、なんかしたの?
モトキ
なんかって?
マサイ
だってお前、二人のこと見つめてたじゃん
モトキ
あ~、ちょっとね....
マサイ
あ、あれか、
見覚えあるとか聞き覚えあるとかのやつ?
モトキ
うん。それなんだけど....
マサイ
あなたさんでしょ?
モトキ
うん。どっかであったような....
会わなかったような....
マサイ
だからさ~、そういうのはだいたい
誰かと間違えてんだって、
モトキ
そうなのかなぁ.....
それとはなんか違うと思うんだけど....
マサイ
ふ~ん。....あ、じゃあれじゃね?
モトキ
ん?
マサイ
前世の記憶
モトキ
なんだそれw
マサイ
さすがにないかw
モトキ
ねぇよw
モトキ
....
モトキ
でも案外あったりして....
マサイ
....まじで?なんか覚えてることあんの?
モトキ
....
マサイ
....
モトキ
....ない
マサイ
じゃちげえじゃんw
おちゃらけたはなしをしていると....
ぁああッ!!
急に立ち上がった春が叫んだ。
マサイ
ぅおぉ
モトキ
....びびったぁ
あなた
ど、どしたの....
その場にいた全員が春をみる。
春は、気まずそうにしながら口を開く
こ、このあと....予定、入ってました....
予定、とはたぶん、
フィッシャーズのスケジュールの話をしているのだと
確信した
すると、空気が一変し、全員真剣な表情になった
シルク
....何時から?
え、えっと....1時半です。
時計を見ると、あとのこり20分ってとこだった。
全員が立ち上がりそれぞれ素早く準備をはじめた。
マサイ
すぐ準備しよ
は、はい。
ンダホ
マサイー、そこのカメラ持ってきてくれね?
マサイ
了解
モトキ
パソコン持ってく?
シルク
編集する奴だけでいいだろ。
ダーマ
じゃあ俺持ってく。
バッテリーもついでに持ってくわ。
シルク
さんきゅ
ザカオ
春ちゃん。どこで撮影?
すぐ近くにあるアスレチックです。
でも、渋滞してるんで、30分はかかるかと、
ンダホ
じゃあ車の鍵渡すからカーナビつけといて。
裏道いけばなんとかなると思う。
わかりました。
あなた
あ、え、っと、じゃ私帰りま....
ガシッ
あなた
ぉわッ....
シルク
ダメだ、一人じゃ危ないし、ついてこい
あなた
ぇ、ぇえ....
準備完了です!
ンダホ
OK、みんな車のって!
あなた
(なーんで私はこんなことに....)
車内
あなた
春~....(小声
どうしたの?(小声
あなた
なんで私は今推しと
アスレチックにいってるの~(小声
ごめんね、
私がスケジュール忘れてたばっかりに....(小声
あなた
いや、今一番幸せ....(小声
あ、....よッよかったw(小声
アスレチック
ンダホ
どうもフィッシャーズンダホです!
シルク
シルク
ザカオ
ザカオッ!
ダーマ
ダーマ
モトキ
モトーキ!!
マサイ
マッサァーイ!
ンダホ
ッさぁ!本日はですねぇ~....









あなた
わぁ、すっごい。
なにが?
あなた
いや、こうやってとってるんだなって....
そうだよ~。大変だよ~。
あなた
春はなんかしないの?
私は、スケジュール確認と、
スケジュール確認と、スケジュール確認....
あなた
......スケジュール確認しかなくない?
だね。
あなた
スケジュール確認の
ゲシュタルト崩壊起きそう
ね、思った
トバスネ
撮影終わり
その後は少し遊んだ
うりゃ、わッあぶな!
ダーマ
けがすんなよ~がきんちょー
うるさいです!💢
マサイ
シルクは今回も軽々だったな
ンダホ
俺もう動けない....
シルク
いや、俺も最近体うごかねぇわ
ザカオ
プロテイン足りてないんじゃね?
シルク
ばかいえ、お前より飲んでるわ
ザカオ
さぁどうかなぁ
あなたはやんないのー!!
あなた
めっちゃ大声w遠慮しとく~!!
わがっだー!!
あなた
wwww
モトキ
....
やっぱり、どこかで見たような気がする
小さな木の木陰に座っている彼女をみて思った
モトキ
....
思いきって、話してみようかな
モトキ
あの、
あなた
ビクッは、はいぃ!
モトキ
はは、そんな緊張しなくていいですよ。
安心させるような言葉をかけがら、
木陰に入り隣に腰かける。
あなた
....
モトキ
....
最初にどこかであったことありましたかなんて
きけない、身近な会話から....
モトキ
あなたさん、ですよね。
あなた
はいッ
モトキ
シルクとは、
どういった感じで会ったんですか?
本人からも、詳しく聞いていなくて
あなた
あぁ、えっと、....その日はちょうど、親戚の結婚式でした。披露宴で、シルクを見つけました。正直、推しが目の前にいるっていう事実を受け入れがたかったです。
モトキ
笑笑
あなた
その後に、本人から話しかけられて、
私たちの関係をしった、
....って感じですかね....
モトキ
へ~。すごい偶然ですね。
あなた
笑笑
モトキ
....
あなた
....
だめだ、話がつまる。なんか話題....
モトキ
あなたさんは、どこから来たんですか?
あ、まってド直球過ぎたか、
さすがに答えてくれないかな....
あなた
○○県、○○市、です。
....以外と答えてくれた。
モトキ
そうなんですね、遠かったでしょ、
あなた
はい。めっちゃ遠かったです。
モトキ
ごめんなさい。うちのシルクが、
あなた
大丈夫です笑、
モトキ
あいつは無茶なこと
平気でいう奴なんですよね笑
あなた
わかります笑。
動画で見ててもそう思いました。
モトキ
でも、それを実現させるところが
アイツのすごいところですよね
あなた
うんうん。
風が吹き、葉や草が揺れた
どこか、懐かしい風景
彼女の髪がなびき、少し、綺麗だなと思ってしまった
あなた
でも、メンバー全員がそろってこその
フィッシャーズですよね。
シルクも、あなたたちがいるおかげで
今が成り立っているんだと思います。
モトキ
....
あなた
来ないだの動画、マサイさんの事情を話されている動画をみて、私が思ったことなんですけど、....モトキさん....、
モトキ
はい、
あなた
モトキさんは、メンバーの誰かを嫌いになられたこと、ありますか?
モトキ
....いえ、ないです。
あなた
ですよね。
あなた
フィッシャーズのみなさんは、動画でもみてとれますし、こうして、日常を共にすることでさらにわかってきました。
モトキ
あなた
あなたたちは、よっぽど重大なことがない限り、切っても切れない糸で結ばれてるんです。
あなた
フィッシャーズの皆さんは、メンバーのためなら、仲間のためなら、命を懸けて行動でかなる人たち、私は、そうおもいます。
彼女の一言一言が、俺のこころをかすってゆく
あなた
こうして信じあえて、笑いあえて、
仲間のために行動できる
あなた
フィッシャーズ、素敵ですね。((ニコッ
モトキ
ッ....
サァァ....
風が吹き、彼女の髪をなびかせ、あの日の思いでと重なる
親の用事で、祖母祖父母に会いに行ったとき。
そこはいなか過ぎて、退屈なとこだった。
だから、探検しようと森の奥深までいって、
道に迷ったとき。
目の前に、一人の女の子がいたんだ。
白いワンピースにサンダル
白い肌は反射して、眩しかった
思わず俺は、その子に話しかけてしまったんだ
お互い、初めてあったのに、ほんの少しの間で仲良くなって
走って、転んで、汚れて、また走って
疲れて木陰で休んだときに、一輪の白い花をみて、
「綺麗、素敵だね」
って一言だけいったんだ。
その時に見た光景は、眩しくて、
目の前にいるこは、天使かなにかのように、
優しく微笑んでいた
それが、俺の初恋。
最後に、道を教えてもらい、森をぬけた。
その女の子は、帰り際に、名前をいったんだ。
それを、ずっとずっと、思い出せなくて....
それがやっと、やっとみつけた。
思い出した。
今でも変わらない優しい笑顔
あの女の子の名前....君の名前....
「あなただよ。私の名前は、あなた....またね。」










モトキ
....あなた
あなた
....は、はいッ!
モトキ
あなた....なの?
あなた
は、はい。そうですけど.....
モトキ
俺のこと、覚えてない?
あなた
は、はい?
モトキ
小さい頃、
1日だけだったけど、一緒に遊んだの。
あなた
....え?!私と?!
モトキ
うん。
あなた
ち....ちょっと待ってください....
(記憶巻き戻し中)
あなた
....
あなた
....ぁあ!!
モトキ
ッ!
あなた
ん、いやでも、....うーん....
あなた
あ、えっと....たぶん思い出しました....
モトキ
本当に?!
あなた
でも、あってるかどうか危ういんで、
名前を言いますから
あってたら教えてください
モトキ
うん。














































あなた
....魁....くん....?
モトキ
!!
モトキ
そう!あたり!
あなた
え!嘘!!
あなた
奇跡すぎる!!
モトキ
久しぶり!元気してた?
あなた
うん!元気だよ!
まさかこんな奇跡あると思わなかった!
モトキ
俺もだよ!
あなた
すごいすごい!嬉しい!(ギュッ)
モトキ
わぁッ....と///
あなた
あ、ごめんッ嬉しくてつい///
モトキ
いや、大丈夫だよ。むしろ嬉しい!
あなた
ありがとう!
モトキ
前と全然変わらないね
あなた
そうかな、たったの1日だけだったのに
覚えてるなんてすごいね
モトキ
あなただって覚えてたじゃん!
あなた
あ、そうだねw
モトキ
wwww
あなた
....
モトキ
....
モトキ
....ごめん、その、
もっかい、ハグしていい?
あなた
え、あ、うん///
嬉しさと懐かしさを感じて、もう一回ハグを要求した。
そして、ハグをしたその後も
俺は、あの日の初恋を思い出していき、
彼女を少し、意識してしまうようになった。
その場面を、シルクは見逃さなかった
シルク
....
帰り車内
スー....スー....
あなた
....(可愛い)
パシャッ
あなた
(よし、美人の友達できたって自慢できる)
あなた
(まぁ自慢するひとなんかいないけど....)
あなた
(私も寝ようかな....)
あなた
....スー....スー
春とあなたは寝て、車内で起きているのは
シルクとモトキと、運転をしているンダホだった
ンダホは、運転に集中している
シルク
....
シルク
なぁ、モトキ....
いつもより少し低い冷たいシルクの声に、一瞬驚いた
話される内容は、自分でもわかっていた
モトキ
ん?
シルク
今日、あなたとハグしてた?
と、真剣な表情を向けながら言う
モトキ
....うん。
シルクは動揺したのか、
周りのことを気にせず次々と言葉を発する
シルク
なんで?なにがあった?
シルク
なんでお前とあなたがハグしてたんだよ。
お前ら初対面だろ?みる限り。
強引にやったのか?
モトキ
ちょっと、落ち着いてよ
落ち着いてとシルクに言う自分に
落ち着いてられれるわけないと自問自答した
シルク
落ち着いてられっかよ
シルクからも同じ言葉が帰ってきた
しばらくして、俺は口を開いた
モトキ
....俺たち、知り合いっていうか、
友達だったんだよ
シルク
どういうことだ?
シルクに今までの事情をはなした














シルク
....
モトキ
って感じかな
シルク
....別に、
ハグまではしなくていいんじゃないか?
モトキ
よく考えたら、自分でもそうだと思ったよ。でもあのときは、
どうしようもなく嬉しくて、....
シルク
....(、モトキがこんな顔するの、
     久しぶりにみたな)
シルク
それだけか?
モトキ
シルク
お前のあなたに対しての思いは、
それだけか?
モトキ
....
正直なところ、
まだ、「恋」ではないけれど、
少し彼女に興味を持っているのは確かだ。
でもそれが、恋、なのか、
単なる懐かしさなのかはわからない。
モトキ
....今は、答えられない
シルク
....
モトキ
でも、シルクの恋に邪魔はしないから。
モトキ
別に、懐かしかっただけだし、安心して
シルク
....わかった

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