次の日
あなたは、一様とまる前提でこい。とシルクにいわれていたため、1日とまった。
あのこ....
あなたさん
どっかで....あったような....
からかいの笑みを浮かべながら隣に座るマサイ
おちゃらけたはなしをしていると....
急に立ち上がった春が叫んだ。
その場にいた全員が春をみる。
春は、気まずそうにしながら口を開く
予定、とはたぶん、
フィッシャーズのスケジュールの話をしているのだと
確信した
すると、空気が一変し、全員真剣な表情になった
時計を見ると、あとのこり20分ってとこだった。
全員が立ち上がりそれぞれ素早く準備をはじめた。
ガシッ
車内
アスレチック
トバスネ
撮影終わり
その後は少し遊んだ
やっぱり、どこかで見たような気がする
小さな木の木陰に座っている彼女をみて思った
思いきって、話してみようかな
安心させるような言葉をかけがら、
木陰に入り隣に腰かける。
最初にどこかであったことありましたかなんて
きけない、身近な会話から....
だめだ、話がつまる。なんか話題....
あ、まってド直球過ぎたか、
さすがに答えてくれないかな....
....以外と答えてくれた。
風が吹き、葉や草が揺れた
どこか、懐かしい風景
彼女の髪がなびき、少し、綺麗だなと思ってしまった
彼女の一言一言が、俺のこころをかすってゆく
サァァ....
風が吹き、彼女の髪をなびかせ、あの日の思いでと重なる
親の用事で、祖母祖父母に会いに行ったとき。
そこはいなか過ぎて、退屈なとこだった。
だから、探検しようと森の奥深までいって、
道に迷ったとき。
目の前に、一人の女の子がいたんだ。
白いワンピースにサンダル
白い肌は反射して、眩しかった
思わず俺は、その子に話しかけてしまったんだ
お互い、初めてあったのに、ほんの少しの間で仲良くなって
走って、転んで、汚れて、また走って
疲れて木陰で休んだときに、一輪の白い花をみて、
「綺麗、素敵だね」
って一言だけいったんだ。
その時に見た光景は、眩しくて、
目の前にいるこは、天使かなにかのように、
優しく微笑んでいた
それが、俺の初恋。
最後に、道を教えてもらい、森をぬけた。
その女の子は、帰り際に、名前をいったんだ。
それを、ずっとずっと、思い出せなくて....
それがやっと、やっとみつけた。
思い出した。
今でも変わらない優しい笑顔
あの女の子の名前....君の名前....
「あなただよ。私の名前は、あなた....またね。」
嬉しさと懐かしさを感じて、もう一回ハグを要求した。
そして、ハグをしたその後も
俺は、あの日の初恋を思い出していき、
彼女を少し、意識してしまうようになった。
その場面を、シルクは見逃さなかった
帰り車内
パシャッ
春とあなたは寝て、車内で起きているのは
シルクとモトキと、運転をしているンダホだった
ンダホは、運転に集中している
いつもより少し低い冷たいシルクの声に、一瞬驚いた
話される内容は、自分でもわかっていた
と、真剣な表情を向けながら言う
シルクは動揺したのか、
周りのことを気にせず次々と言葉を発する
落ち着いてとシルクに言う自分に
落ち着いてられれるわけないと自問自答した
シルクからも同じ言葉が帰ってきた
しばらくして、俺は口を開いた
シルクに今までの事情をはなした
正直なところ、
まだ、「恋」ではないけれど、
少し彼女に興味を持っているのは確かだ。
でもそれが、恋、なのか、
単なる懐かしさなのかはわからない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。