私たちが、来年にはもう卒業の年という時の話。
私には、半年前から想いを寄せている人が居た。その人はうずまきナルトと言って、九尾の人柱力ということもあり煙たげられている人だ。でも、落ち込むことなく努力を重ねている彼を見ているうちに心惹かれていったのだ。
でもそんなある日
内気で小柄で可愛らしい親友のヒナタが「相談がある」と言って私を呼び出した。
呼ばれた場所に行けば既にヒナタは居て、どこか緊張した様子だった。
「ごめん!お待たせ。で、そうだって何?」
とにこやかに聞くと、ヒナタはモジモジしながら言葉を紡ぐ。
「あのね。あなたちゃんにしかできない相談で。」
「うん!」
「実は私、アカデミーに入学した時からナルトくんのことが好きで。でも私話しかける勇気がなくて。あなたちゃんナルトくんと仲良いから、分かったら協力して欲しい。」
とても驚いたのと同時に絶望が押し寄せる。まさか、こんな形で私の恋が終わるとは思わなかった。
私も今打ち明けて頑張ろうと一瞬考えたが、こんな形で何年も築き上げた関係が無くなってしまうのが怖くて、私は
「うん。いいよ!協力するよ!」
とできるだけ明るく、この気持ちを悟られないようにとにこやかに答える。
そしたら協力すると言われて嬉しかったのであろうヒナタが会った時とは打って変わって満面の笑みで私の手を握る。
私が何か行動を起こしても、こんな可愛い子がライバルだとしたら、きっと敵いっこない。
この恋はもう終わらせようと心に決め、「帰ろう」と言ってヒナタと一緒に帰路に着いた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。