岩本照side
あれからまたお互いに仕事が忙しくてなかなか会えない日が続いた。
今日も朝からメンバーと仕事をしているけど少し早く終わりそうであなたに連絡する。
LINE 岩本照
今日早く終わりそうだから会える?
少し待つとあなたから返事が来た。
LINE あなた
遅くなりそうだけどそれでもよければ!
LINE 岩本照
終わったらあなたの家で待ってる。
嬉しそうに聞いてくる康二をそれとなくあしらったけどきっとにやけていたんだろうなって自覚は自分でもある。
実際会えるってわかってからの仕事は今までより口数が増えてた。
仕事終わり今日は泊まるつもりで自分の家に寄って着替えを持ってあなたの家へ向かった。
部屋で1人あなたを待つ時間は年甲斐なく少しソワソワする。
あなたからはまだ連絡が来ないしジョギングに出かけることにした。
ずいぶん走ってもうすぐあなたの家へ着く頃見覚えのある姿を発見する。
息が切れてもう限界近かったはずなのに俺の足はそこに向かって今までより早く動いた。
声をかけるとびっくりした表情をして俺の顔を見る。
こんな暗い道でいきなり声かけられたらそりゃ驚くか。
て思っているとあなたはそのまましゃがみ込んでしまった。
そう言うけどあなたの顔は苦しそうでとても大丈夫そうには見えない。
あなたの横にしゃがんで表情を伺っていると俺の腕をぎゅっと握る。
そう聞くとあなたは何も言わないまま首を縦に動かした。
そうゆうことってことはきっと女の子特有のあれってことなんだと察したけど
それがわかったってどうしていいかわからない。
ひとまずあなたを連れて帰りたくて背中に乗るように促した。
そう言ってあなたの手を掴んで半ば無理やり俺の肩を持たすとぎゅっと力が入ったのを確認して立ち上がった。
俺の背中に乗っている可愛い子が話しかけてくる。
部屋についてあなたを下すとさっきより落ち着いたみたいだった。
シャワーを浴びて戻るとあなたはソファーの上で縮こまって眠っていた。
あなたは嬉しそうに笑ってゆっくりお風呂に向かっていった。
その間に料理する。
ネットで調べると体を温めた方がいいって書いてあったから
作り方を調べて味噌汁も作ってみる。
お風呂から出てきたあなたはほぼいつも通りに戻っていて安心した。
そう言ってチャーハンと味噌汁を机の上に並べるとあなたは笑い出した。
まさか笑われるって思ってなかったけど
あなたが元気そうでよかった。
それからあなたは何度も美味しい美味しいって言いながら食べてくれたけど
やっぱりこの組み合わせが面白いらしく
時々思い出してまた笑っていた。
今はご飯を食べ終わって2人でソファーに座ってテレビを見ている。
思ってもなかった言葉が出てきて思わず笑ってしまう。
そういうとあなたは俺の肩にもたれかかってくる。
可愛すぎるお願いに顔が緩む。
俺の左側にあなたの体温を感じながらゆっくり過ごす時間は凄く幸せだ。
少しすると左側から寝息が聞こえてくる。
俺の横で安心して眠るあなたを見ていると愛おしくなる。
お姫様抱っこでベッドまで運んで自分も横になった。
布団をしっかりかけておでこにキスをする。
あなたは声をかけても起きないくらいぐっすり眠っていた。
朝が来て目が覚める
あなたはまだ眠っていてしばらくそのまま寝顔を見ていた。
俺の視線を感じたのかあなたは少し顔に皺を寄せてゆっくり目を開けた。
楽しそうに笑って俺にぎゅっとひっついてくるあなた。
朝は大体いつもこうやってひっついてくる。
あなたのこうゆう言葉が素直に出てくるところが本当にいい子だなって思う。
時々もしかしたら俺はまんまと転がされてるんじゃないかって思うくらいに
俺が嬉しいって思う言葉をくれる。
2人でベッドから出て朝ごはんの準備を始める。
俺はほとんど見てるだけだけど隣に立ってあなたを見てるのがいいんだ。
それから朝ごはんを食べて一緒に家を出る。
今日の仕事は昼からなのであなたを職場まで送ることにした。
少し心配だったけどあなたの頭をぽんぽんして送り出して一旦家へ帰ることにした。
#筆者コメント
なんかむちゃくちゃになってきた。
でも女の子の日優しい彼氏は最強💪












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。