第5話

✗ 004 . / 俺が君と海を眺めた日。
17
2025/12/24 00:32 更新






  はじめてきみわらったたがいにった。
  おれには名前なまえかったから、いとしいきみから
  もらった名前なまえ本当ほんとううれしかッたんだ。

  ________「 '' かい '' 」、だなんて、
  おれには似合にあっていンのかどうかもわからない、
  世界せかい一番醜いちばん みにくくて、宇宙せかい一番綺麗 いちばんきれい名前なまえ

  おもわずいた。感情かんじょうまわりにいとからまっていて
  何故俺なぜおれいたンかは、からンかったけど。
  たしかに、おれこぼしたなみだ塩味しおあじではなくて。

  おれなみだを、背伸せのびしながら、ゆびやさしくぬぐった
  きみいていた。おれひとみを、「 綺麗きれー 」だと
  ひくくて安心あんしんする、よるそらみたいなこえつぶやいて。

  じっとおれつめていた。はじめてるおたから
  まえにしたなにらねェ゙年相応としそうおう餓鬼がきみてェ゙に。
  まばたきや呼吸こきゅうわすれ、ただきみひとみおれうつして。

  でも、あまりにもつめつづけるものだから、
  「 見過みすぎだ、バァ゙カ 」って、みみほお
  あかまっているのも夕陽ゆうひ所為せいにして。

  きみして、ほしかがやかすみてェ゙にわらって。
  一度いちどおれぬぐってやったみずもまたひとみにじませ、
  れはまたたのしそうに、無邪気むじゃきった。





  きみには 「 あなた 」という名前なまえけた。
  何故なぜか、この名前なまえ不意ふいあたまかんできた。
  もうひと名前なまえかンできたが、此方こっちほう
  きみ似合にあってンな…なンておもったのは内緒ないしょだ。

  元々名前もともとなまえいていたようだが、きみ
  「 おにいさんがあたらしく名前なまえけてッ! 」と
  かるおれそでつまみながらおねがいをしていた。

  だからだろうか、おれかんがえている姿すがたをみて
  微笑ほほえんで、名前なまえけられたときには
  これ以上無いじょうないくらいに綺麗きれいっておどった。

  あまりにもうれしそうだから、おれきみあたま
  不器用ぶきようなりにやさしくでているときに、
  あたらしい名前なまえほっした理由わけつぶやいていた。

  なんでも、おれ人生じんせいあゆなおしたいのだとか。
  嗚呼ああ、クソ。また夕陽ゆうひらされてほおあつい。
  なんてわけつうじず、きみいじられた。
  また、二人ふたりちいさなうみひとみからながしてわらった。

  



  あるおれ二人ふたり逃避行とうひこうしようとささやいた。
  無性むしょうげたかった。おれ本当ほんとうクズだから。
  きみすらも身勝手みがって我儘わがままんだ。

  うつくしくよどんだひとみおれだけをうつしてしかった。
  あまゆがんだアイを二人ふたりめたかった。
  そんな子供こどもじみた、気持きもわる我儘わがままに。

  心做こころなしかおもっていた。きみおれ裏切うらぎンないで。
  一生俺いっしょうおれそばで。そのひとみうつしてはなさンで。
  ずっと、おれだけのモノでてくれよ。って。
  きっときみめてくれたうみひとみ絶対零度ぜったいれいど

  でもきみは、わらった。ほしみたいにわらった。
  よるそらでるみたいにやさしいこえで、きみは。
  「 うん、一緒いっしょげようか。かい。 」
  たりまえだとうように、Yesとはなった。

  きっと俺等おれらは、はたかられば可哀想かわいそうやつだ。
  れでも、きみ二人ふたり夢見ゆめみたあの欠片ピース
  手放てばなして、あきらめたくはなかったから。

  きみ二人ふたりふかあいなかで、 '' ひかり '' をみた。
  ______嗚呼ああ、そンなかおすンなよ。
  おれは、この選択せんたく後悔こうかいしたことはねェ゙からさ。






    ♡♪ 交換宣伝

プリ小説オーディオドラマ