第4話

4、ホワイトクリスマス
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2025/01/08 02:10 更新
モブ2
モブ2
クリスマスに2人でイルミネーション見に来る男女はカップルしかないでしょ!笑
それにここ、恋愛成就のジンクスがあるトンネルだしね
小豆沢こはね
小豆沢こはね
(う、嘘……!?)
青柳冬弥
青柳冬弥
…………!!
青柳冬弥
青柳冬弥
………その、すまない、小豆沢……
俺と並んで歩いているから、誤解をされてしまっているようだ……
小豆沢こはね
小豆沢こはね
………!!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
…う、ううん……そんな……!
違う、そんな、そんな事より……!


青柳くんを2人でイルミネーションに行かないかと誘ったことも、

恋愛成就のトンネルに連れて行ってしまったことも、


そんなの、まるで、まるで私が青柳くんの事……!!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
あ、あの、これは違くて……っ
ここがそういうジンクスのある場所なんだって知らなくて、
小豆沢こはね
小豆沢こはね
そ、それに…っ、今日、誘ったのも、変な意味があるとか、そういうのじゃなくて…っ、
言葉が止まらない。

どうしてこんなに必死になって………分からないけど、とにかく言葉が溢れてきて止まらないのだ。
小豆沢こはね
小豆沢こはね
と………、とにかく、ごめんなさいっ!
とにかくよく分からなくて、たけど恥ずかしくて、ここから逃げてしまいたかった。
青柳冬弥
青柳冬弥
ま、待ってくれ、小豆沢……!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
………っ
青柳冬弥
青柳冬弥
落ち着いてくれ。
………お前が思っている様な誤解はしていない
青柳冬弥
青柳冬弥
それに………俺は、小豆沢と恋人同士だと勘違いされても、嫌ではない、から…
青柳冬弥
青柳冬弥
……だから、大丈夫、だ
小豆沢こはね
小豆沢こはね
…………っ!
勘違いされても、嫌じゃない?


それって、一体どういう…___?


と、聞く前に……何やら冷たいものが私の頭に降ってきた。
青柳冬弥
青柳冬弥
…………小豆沢、
空を見てくれ。雪だ……!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
……………!
…わぁ、本当だ………!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
ホワイトクリスマスだ…!
……ふふっ、素敵だね………!
青柳冬弥
青柳冬弥
…………ああ
そう言いながら、青柳くんは小さく笑った。
小豆沢こはね
小豆沢こはね
どうしたの?
青柳冬弥
青柳冬弥
いや………もう小豆沢の気分が落ち着いたみたいだから、良かったと思っているんだ
そう言われて、さっきまで大慌てで逃げ出そうとしていた事を思い出す。

我ながら焦りすぎていたかもしれない…恥ずかしい。
小豆沢こはね
小豆沢こはね
あ………!
え、えっと、取り乱したりしちゃって、ごめんね……!
青柳冬弥
青柳冬弥
構わない。
………それに……そうやって、コロコロと表情を変える小豆沢のそういう所が、見ていて楽しくて、好きだから…良いんだ
小豆沢こはね
小豆沢こはね
え………!!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
(……いや、これは………天然、だよね………!?)
青柳冬弥
青柳冬弥
………小豆沢、
青柳くんはおもむろに私の事を見つめると、1歩近づいて私の顔に手を伸ばす。
小豆沢こはね
小豆沢こはね
っ!?
(な、何………?)

青柳くんの手が私の目元に近づき、思わず目をつぶる。
青柳冬弥
青柳冬弥
…………溶けてしまった
小豆沢こはね
小豆沢こはね
…………へっ?
青柳冬弥
青柳冬弥
ああ、その、すまない………
まつ毛に雪が着いていたから、取ろうとしたんだ
小豆沢こはね
小豆沢こはね
そ、そうなんだね……ありがとう…!
小豆沢こはね
小豆沢こはね
(び、びっくりした……)
小豆沢こはね
小豆沢こはね
あっ、そっ、そうだ!
流石にもう帰らないといけない時間だよね!出よっか、青柳くん!
青柳冬弥
青柳冬弥
ああ、そうだな
小豆沢こはね
小豆沢こはね
(うう、何だか、さっきから…胸が変だ……)
勿論、もう帰る時間だから、というのが1番の理由なのだが、

それ以上に、この原因不明の心臓のドキドキにいてもたってもいられなくなってしまった…というのも1つの事実であった。

真冬なのに何だか暖かくなってしまったこはねは、そんなソワソワとした気持ちを胸に抱きつつ、彼と並んでそのトンネルをあとにしたのだった。

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