[目黒目線]
授業が終わり次第俺は佐久間くんのクラスへ
迎えに行った。
前は校門で待っていたが、
その時のように女子に絡まれるのはごめんだ
カバンを持ちひょっこりと
クラスをのぞいてみると、
佐久間くんが阿部先輩と話していた。
どうやらもうSTは終わっていたようだ。
すると、
佐久間くんが俺は気が付いた。
阿部先輩とは特に話はしなかったが、
ただどこか微笑ましいような瞳で
俺を見つめていたことだけは分かった。
なんだったんだあの人
佐久間くんは意気揚々と俺の隣に来て
何故か俺の手を握った。
固まる俺に佐久間くんは?の表情で
「ならよし」と言わんばかりに
ルンルンと俺の手をにぎにぎとしてくる。
どうしたものかこれで
恋愛感情が無いっぽいのだ、、
実際どうか知らないが
いかにもしなさそうな返答が来た。
ゆらりゆらりと言葉を繋げて
口に出してみると、
ふいに佐久間くんは足を止めた。
ぎゅう、と手を少し握って
嘆くように言ったら
佐久間くんはまた足を止めた。
今度はなんだ?と思っていると、
どういうこと、、?
そうおもっていると、
佐久間くんはぱっと手を離した。
力なく手を振るが、
完全に体と心が不一致だ。
とりあえず俺は家に帰り、
ビデオ電話でラウに相談することにした。
「なになに?」なんて言うラウに
ことの事情を1から説明すると、
「、、、はあぁぁぁぁ」
という馬鹿でかいため息の後に
呆れた表情で言った。
遅くなりましたぁーーい
ちょっと最近好きな人に
好かれ過ぎて忙しくって。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。