入学式が終わり
体育館のざわめきが廊下へ流れ出す。
そう言いながら
中庭を歩いていた時。
でも、もちろん大きな違いがふたつある。
最大手アイドルグループの子
グラビアモデル
声優に配信者
ファッションモデルに歌手
歌舞伎役者と女優
話を聞き終わったあと
周囲のざわめきが濃く聞こえた。
周りには人だかり。
サラッと言うけれど
その声はほんの少しだけ硬かった。
その言葉にほんの少しだけ
熱が籠っていた。
アクアと別れ
教室まで送った貰った
有馬さんは くるりと背中を向け
去り際にぽつりと。
小さく、でも確かに。
私はその背中を見つめながら思う。
同じ舞台に立つ人。
競う相手。
きっと、仲間。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。