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第4話

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2025/10/17 01:14 更新
◯江戸時代 下町
寧々
寧々
うわ。
     

       第一声がそれだったわたしは冷たいだろうか。


                何故なら今日の任務に同行した“類”がヘマをして



     大怪我(多分右腕を複雑骨折)していたからだ。  しかもみっともなく倒れてるんだから‥
類
冷たいね‥‥よよよ
寧々
寧々
どんだけ反撃喰らったのよ。
類
お相手様の方が重症だよ。
   そう言って目を左側に晒すと, (多分)息の根を止められたであろう敵が数人転がっていた。



        こちらは遠距離専門なので,あちらの様子はよくわからなかったが,
          

                        ここまでグロいとは思っていなかった。
寧々
寧々
早く撤収しなきゃじゃん。
類
その前に僕の心配はしてくれないのかい?
寧々
寧々
は?
寧々
寧々
早く立って後片付けするよ。
類
うぅ‥‥


      唸りながら立ち上がる類を無視して遺体を片付ける。



              遊郭が多いせいか,裏路地なのに人々の笑い声が聞こえる。




         自分はいつからこんなんだったのか,少し惨めになり始めた。
類
そういえば,今日の武器はどうだったかい?
寧々
寧々
まぁよかったかも。でも重すぎ。
類
そうかい‥弓矢の矢に狼煙をつけるのはどうだい?
寧々
寧々
それじゃあこっちの視界も悪くなるでしょ。
類
そうかい?それはそっちの身長が‥
寧々
寧々
うるさいし。
類
よよよ‥‥‥  



      まぁ,今はこのまんまでもいいかなって思う。



              こいつと出会ってからはまだ惨めな感じも吹き飛ぶし
寧々
寧々
まぁ,次も新しいのできたらやらせてよね。
類
フフ、勿論だよ。
類
次も楽しみだな。




     “次”がある限りわたしたちはまた会う理由を探す。

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