定定「?どうしてお前が..?」
神威「定定様ご無沙汰しております。君...随分と簡単に人を殺せるんだね」
定定とあなたの前に城に戻る道、
暗がりから現れたのは神威だった。
『あれは....』
神威「なに?」
あなたは咄嗟に答える。
『あれは...』
神威「まっ.....人間じゃないから殺せるのかな?なんて」ニコッ
『...(あなたに言われたくないわ)』
神威「睨まないでよ。血が騒ぐじゃないか。必死で抑えてるんだから」
後ろの惨状を見たからか、
興奮気味に話しかけてくる。
定定は予期せぬ来訪に眉を顰める。
神威「ご心配なく。今日は何もしませんよ」
定定「ワシの知らぬところで何か起こってるようだな」
神威「なんの事でしょう。僕はただ呼ばれただけですから」
定定「白々しい。怪しい行動は慎むんだな。」
神威「ご心配には及びませんよ♪」
定定の背後にいるあなたにチラッと目を向けるとニコッとした笑顔で行ってしまった。
あなたは下手に絡まれずホッとする。
それにしても、定定の預かり知らぬところで呼ばれるとは、一体誰に呼ばれたのだろうか。
あなたは考えながら視線をやると、定定の拳が強く握られ苦虫を噛み潰したような顔を目にした。
『(この男でも止められない人物?)』
そんな者いるのだろうか?
ー同刻、
万事屋は追っ手も無かった為、江戸城付近から上手く逃げ出していた。
神楽「あなたは、本当に大丈夫アルか?」
銀時「あぁ、大丈夫だ。あいつを信じろ。」
銀時は逃げる最中であなたが侍達に斬りかかる様を見ていた。新八も。
新八「銀さん、あなたはあの人達を殺してしまったんでしょうか」
銀時「....」
神楽「何言ってるアル新八。こっちが殺されるところだったアルヨ!」
新八「そうだけど、あなたさんがそんな風に刀を振るうなんて思わなかったんだよ」
神楽「私達を逃す為ネ!あなただって必死アル!」
銀時「俺たちが無事に逃げられたのはあなたのおかげだ。」
神楽「それにしても全然起きないアル、コイツ。」
新八「神楽ちゃん鼻摘むのやめてあげて。息できないよ」
神楽「不老不死になったんなら息もできるアル。傷も綺麗さっぱりなくなったし、」
新八「いや、呼吸は必要だと思うよ。それにしても本当に不思議ですね、不老不死の力。こんなの誰もが手にしたくなりますよ。」
銀時「...どうなんだろうな」
神楽「あなたは早く死にたいって言ってたアル」
新八「...」
銀時「長く生きると辛いこともあるのかもな」
銀時は健やかに眠る沖田を見つつ、
屯所へ急いだ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。