第4話

ロリ、初めてのお出かけをする。
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2025/11/11 05:00 更新
あなた
んっ、んぅ……
目が覚めたあなたは、ゆっくりと上体を起こして周りを見渡した。
あなた
あれ?
あなた
わたし、エリスちゃんとふくをきてた……
あなたはエリス嬢と服を着ていた所迄は覚えていたようだが、その後に何があったかは覚えていない。
コンコンと医務室扉を叩音する音がした。
あなた
だれ……?
芥川龍之介
僕だ
あなた
あなた
りゅうにいだぁ!
ガチャリと扉が開き、いつもと違う服の芥川が入って来た。
あなた
……ふくちがう
芥川龍之介
今日は特別に休みを貰った
あなた
なんで?
芥川龍之介
あなたの服などの日用品を買うためにな
あなた
わたしの!?
あなた
うれしい〜
さっき迄の眠気は何処に行ったのか、ぴょこぴょこと寝台の上で飛び跳ねるあなた。
芥川龍之介
一旦エリス嬢に服を一着借りて、出掛けるか
あなた
わぁい!
その言葉を聞いたあなたは、直ぐに寝台からぴょんと飛び降り、芥川の手をぎゅっと握った。
あなた
楽しみ!
芥川龍之介
嗚呼
あなたはエリス嬢に服を借りた後、直ぐに芥川の元へ直行し、早く行こうと急かしている。
芥川龍之介
判ったから少しだけ待て
あなた
……わかった!
数分後
芥川銀
兄さん
芥川龍之介
遅かったな、銀
あなた
だあれ?
芥川龍之介
僕の妹の銀だ
あなた
ぎんねぇさん……?
芥川銀
可愛い……
あなた
いこう!
芥川龍之介
嗚呼
あなた
ひといっぱいいるよ
芥川龍之介
仕方が無い事だ
あなた
そうなの?
芥川龍之介
嗚呼
芥川銀
可愛いですね、兄さん
芥川龍之介
そうだな
あなた
ねえ、はやくいこうよ〜!
頬を膨らませ、少し怒った様な素振りを見せるあなたに、言わずもがな芥川兄妹は心の中で悶絶した。
色とりどりの洋服が立ち並ぶ呉服屋。
老若男女問わず着れる服が売っている。
あなた
うわあ〜!!
目を輝かせ、視線を上下左右を何度も右往左往させる。
芥川龍之介
……
芥川銀
嬉しそうですね
この顔だけで満足してしまっているとは言えない芥川兄妹。
あなた
たくさんふくがある!
芥川龍之介
気に入った物などは遠慮なく言え
芥川銀
一緒に見ましょうか
あなた
うん!
やはり可愛さには負ける。
試着を繰り返し、あなたが気に入った服は五着ほど。
どれも装飾の激しい様な服ではなく、シンプルなレースや装飾品の付いた上品な服ばかり。
子供にしては洒落ていると言えるものだ。
芥川龍之介
此れで良いか?
あなた
うん!
満面の笑みで返事を返すと、安心した様に表情を崩す芥川兄妹。
芥川龍之介
会計をして来るから、銀はあなたを連れて店の外で待っていろ
芥川銀
分かりました
あなた
すぐもどってくる……?
芥川龍之介
嗚呼
心配そうなあなたを安心させる様に、優しい声色で返事をした。
その一言だけで、直ぐに笑みを浮かべるあなた。
芥川龍之介
可愛いな
芥川銀
そうですね
あなた
おそとでまってるね!
やっぱり可愛さには負ける芥川兄妹だった。

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