お母さんの声を後ろに聞きながら、通学路を走る。
もう昨日のうちに通学路は覚えたもんね、
そこまで学校まで遠くないし?
……あ、
うん、ほんとにものすごい近かった。
うわ、ならもっと寝てられたのに…((
まぁいっか、早く行こっと
昨日も思ったけど、
改めて見るとおっきいなー。
昨日学校内も見たけど、ほんと中学とは違すぎる。
引越しなんて乗り気じゃなかったけど、
この学校に通えるならまだいいかな。
………友達は1から作り直さなきゃだけど…((
_______と、そのときだった。
学校に近づくにつれ、人が多くなっていく。
それはわかる。それはまだわかる。
…そうなんだけど。
「キャーーーーーッ♡♡」
…なんか、あそこ人多すぎない??
てかなんか校門のところに女の子たちがたくさんいるんだけど。
しかもなんか歓声あげてるし…何?
芸能人でもいた?????
行ってみればわかるかな、
わー思ったよりも人多いわやば←
てか抜けられないんだけど←
なんとか人混みを掻い潜って抜ける。
…なんで歓声あがってるのか全く分からないんだけど…
まあ後で誰かに聞いてみればいいかな、
とりあえず今は職員室に行こうっと。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。