その人は手慣れた様子で、私が気づいたときには、
すでにその人に軽々とお姫様抱っこをされていた。
それは、紫と緑にわかれたマスコットだった。
私は、奴に追いかけられていないか心配になり後ろを振り返ろうとしたところ緑と紫に分かれているマスコットに
大丈夫ですよ奴は来てませんから。
と言われて本当に?と思ったが信じることにした。
私はふと疑問になったこのマスコットはどこに向かっているのか。
私は人見知りだけど勇気を振り絞って聞いてみた。
あなたは今どこに向かっているのか。
と、言い終わらないうちに誰かが声をかけてきた。
と、肩にトンと手を置いた。
ジェスターは、えぇ終わりましたよ?と
子供が嘘をつくときによくやる目のそらし方をしながら答えた。
シェリフは、この野郎またかよ…!
と思い叱ろうとした。
シェリフは、その話を聞いて驚いていた。
理由は、相手が嫌がることはするし、人の気持ちを考えない、デリカシーのないやつなのに…
あいつが…人を助けたと…!
これは夢かもしれないと自分の頬をつねってみたが痛い。
と、言う前にジェスターという人にダメだと言われた。
理由は、逃げられたら困るから、
シェリフという人にも女王陛下に会わせるからダメだと言われてしまった。
逃げないからと、女王陛下という人がどんな人なのかと聞いても、答えは同じだった。
そんなこんなでおろしてもらえないまま女王の宮の扉に着いた。
全体的に紫で統一されていて扉の向こう側にいる女王陛下と言う人がどういう人なのか、私はどうなるのか疑問はいっぱいだった。
シェリフが扉を開けて陛下に謁見を申すためのお決まりの言葉を述べて、私たちは入って行った。
入った後、扉を閉めたとき、ようやく私はジェスターから降ろしてもらえた。
シェリフとジェスターが女王に跪いたので私も同じように跪いた。
女王の印象は優しそうでおっとりしていると思った。
女王陛下の声はすごく威厳があり、優しそうな声であった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。