第7話

親友は人間、寿命は有限。
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2025/01/12 21:00 更新
※新キャラはアイコン(無いけど)タップ推奨です


ドアを開けると、ベルがチリンと高く鳴った

(なまえ)
あなた
相変わらずオシャレな内装だなぁ...
まるでどこかのカフェみたいだ。

ここが動物保護施設 兼 ペット用品専門店だなんて、ほとんどの人はパッと見じゃ分からないだろうな。
フィンランド(小鳥)
(うわぁ…ここって、あのうるさいじいさんのとこじゃねぇか…)
フィンランド(小鳥)
(くそ、もう二度と会いたくねぇのに…泣)
バイト君
いらっしゃいまs………
バイト君
え”っ!!!!!(大音量) 
わ、びっくりした。
フィンランド(小鳥)
(うるさっ)
バイト君
え、あ、あなたの下の名前(カタカナ推奨)様…!?
バイト君
な、どうしてこちらに...?

あ”っ!すみません、俺、挨拶もなしにこんな...!
(なまえ)
あなた
まぁまぁ、一旦落ち着こうか
大丈夫かこいつ…あなたの一人称 例) 僕、私を見るなりすごい慌てようだが…


お互いに困っていると、奥の方から聞き覚えのある声がした。

エルマ
ちょっと、そんなに大きな声出して…一体どうしたの?
(なまえ)
あなた
…おぉ!エルマじゃないか!
エルマ
わぁ✨️!あなたの下の名前(カタカナ推奨)お姉ちゃん!お久しぶりです!
(なまえ)
あなた
うん、久しぶり。
(なまえ)
あなた
そっちの子は見たことない顔だけど、新入りか?
バイト君
ぅあっ、はい!先月からここでバイトさせてもらってます!
レナート
レナートって言います!
(なまえ)
あなた
そうなのか。ひょっとして学生?
レナート
はい、エルマさんと同じ大学の学部でして...
(なまえ)
あなた
おっ、てことは君も獣医師志望か!
エルマ
レナート君、すっごく頭いいんですよ〜
レナート
いえ…それほどでもないんですけどっ…///
わぉ、お顔真っ赤。
エルマ
あなたの下の名前(カタカナ推奨)お姉ちゃんは、今日もおじいちゃんに用事ですか?
(なまえ)
あなた
あぁ。ちょっと診てもらいたい動物がいてな。
フィンランド(小鳥)
(うわぁ嫌だ、あのイカれ獣医にだけは会いたくねぇ〜!)
(なまえ)
あなた
それが済んだら、ちょっとこの店で買い物する予定だから。
エルマ
了解です!おじいちゃんなら、いつもの店の奥の部屋にいると思いますよ!
ごゆっくり〜!
(なまえ)
あなた
そうか、ありがとう
(なまえ)
あなた
じゃあ二人とも、頑張ってね
エルマ
はーい!
レナート
はいっ!!


元気な子たちで何よりだなぁ
コンコンコン、
(なまえ)
あなた
おーいキリル、居るか?
あなたの下の名前(カタカナ推奨)だぞー。
ドアをノックして声をかける。






すると、中からドタドタと音がして、バッと勢い良くドアが開いた






キリル
その気配、さてはフィンランド様だなっ 💢 !!!!!








(なまえ)
あなた
??????
フィンランド(小鳥)
(はあ!?えっぐ!!!バレてんだけど!!!)
(なまえ)
あなた
何言ってるんだよ?今日は先輩は連れてきてないぞ。
キリル
あぁ?、そうか。気のせいだったか…
フィンランド(小鳥)
(心臓、口から出るかと思ったッ…)
キリル
それはそうと久しぶりだなぁ!、あなたの下の名前(カタカナ推奨)。
(なまえ)
あなた
あぁ。キリルは元気にしてたか?また徹夜ばっかりしてるんじゃないだろうな。
キリル
へいへい…、最近はエルマにも同じことを言われるもんで気をつけとるわい。
取り敢えず中に入れ、話はそれからだ。
(なまえ)
あなた
おじゃましま〜っす。
フィンランド(小鳥)
(…このじいさんに正体がバレたら、今度こそ殺されるぞ……)
※国の化身は死なないので正しくは半殺しです()
部屋に入ると、まるで自然の中にいるような、優しい香りがする。

やっぱり落ち着くなぁ、ここは。
キリル
…で、今日はどんな子を連れてきたんだ?
(なまえ)
あなた
さすが、話が早くて助かるよ。
いつもここへ怪我をした動物を連れてきては、キリルに診てもらっていた。


キリルから教えてもらった知識で簡単な治療が自分でもできるようになってからは、あまり来なくなったけど。
キリル
いつものことだしな。
キリル
それに、その手の箱を見れば分かる。
(なまえ)
あなた
フフ、そうか。
(なまえ)
あなた
じゃあよろしく頼むよ「親友」。
キリル
…あぁ。
(なまえ)
あなた
今朝家の前にいた小鳥なんだが、羽を怪我していてな。一応あなたの一人称 例) 僕、私が治療したんだが、お前にも診てほしくて。
(なまえ)
あなた
ほら、おいで
手を近づける。

が、

さっきみたいにすんなり乗ってくれない。
フィンランド(小鳥)
いや、エンリョしておきます…、ここから出さなくて結構ですっ…!
(なまえ)
あなた
どうしたんだ?そんなに怯えて…
(なまえ)
あなた
キリルは顔怖いけどすごいいいやつだから、安心して出てきていいんだぞー
フィンランド(小鳥)
いいやつ?俺にとっちゃ暴君のイカれ獣医だ…!!!


キリル
顔怖いって言うんじゃねーよ
 
(なまえ)
あなた
「ホントのことだろ」
フィンランド(小鳥)
「ホントのことだろ」



キリル
…………
キリル
怪我してる割には元気に鳴くな、そいつ。
あ、話そらした笑
(なまえ)
あなた
そうなんだよ、あなたの一人称 例) 僕、私が治療しようとしたときもすごい暴れて…大変だったんだ。
キリル
…その箱貸せ。診てやるから
(なまえ)
あなた
じゃあ頼む。
あ、ちなみにこの子はあなたの一人称 例) 僕、私が飼うことになったんだ、つまりあなたの一人称 例) 僕、私の相棒✨️。丁重にな。
キリル
…俺が生き物を雑に扱ったことなんて無い。
(なまえ)
あなた
そうだったな笑



フィンランド(小鳥)
(俺は初対面のときすっげぇ雑に扱われたけどな!)
※果たして国の化身は生き物なのか…
(なまえ)
あなた
…あと、見たことない模様なんだ。ついでに何の種類かも調べてくれ。
そう言って箱を手渡したが、

中を見た瞬間、キリルはすごく嫌そうに顔をしかめた。


(なまえ)
あなた
? どうしたキリル、怖い顔が変な顔になってるぞ。
キリル
…………
フィンランド(小鳥)
(バレてないよな?バレてないよな!?!?)



キリル
…こいつを見てるとあの方を思い出して、どうも腹が立つ
(なまえ)
あなた
はぁ?…あの方?
(なまえ)
あなた
そいつの姿見て思い出すって言ったら、先輩くらいだと思うんだが…まさか、お前まだ
キリル
まぁ何でもいいだろ。
じゃあ、一回詳しくみてみる。
フィンランド(小鳥)
(…あぶねー)
(なまえ)
あなた
どうだ、怪我はどんな感じだ?あなたの一人称 例) 僕、私の治療はしっかりできてたか?
キリル
…怪我はまぁ、人間で言う軽い捻挫程度だ
キリル
治療は…完璧だったぞ
(なまえ)
あなた
ぃよっしゃあぁああ!!!!
「完璧」頂きましたああぁ✨️!!!
フィンランド(小鳥)
(うるさっ(本日2回目))
キリル
騒ぐな💢
(なまえ)
あなた
ごめんごめん笑
(なまえ)
あなた
お前から治療を完璧って言ってもらえると嬉しくてな
(なまえ)
あなた
種類の方は?もしかして新種だったりするか✨️??
キリル
………いや、
(なまえ)
あなた
??
キリル
…もう少し詳しくこいつを見たい、しばらくこの施設で預からせてくれんか








フィンランド(小鳥)
…………は?
(なまえ)
あなた
…ええぇ〜っ…ヤダよ。せっかく相棒になったのに、一緒にいられなくなるじゃないか
キリル
…お前もここにいればいいだろ。部屋なら貸してやる。
キリル
どうしても確かめたいことがあるんだ



フィンランド(小鳥)
(確かめたいこと…って…なんだよ、その言い方…)
(なまえ)
あなた
………まぁ、…そこまで言うなら……。
(なまえ)
あなた
…親友の頼みだしな、きいてやる!
(なまえ)
あなた
ただし、スミちゃんが嫌がることは絶対するなよ!








キリル
…は?スミちゃん??
フィンランド(小鳥)
……………






(なまえ)
あなた
そうさ!✨️その子の名前はスミちゃんにしたんだ!!ここに来る間に決めた


キリル
あっははははは!!笑
キリル
お前のネーミングセンスは相っ変わらずひどいもんだなぁ〜っ!!ははっ笑
(なまえ)
あなた
はぁ!?何笑ってんだよ!そんなことないだろ!かわいいだろ、スミちゃん!
(なまえ)
あなた
くそぅ…、仮にもみんなが慕う御国様であるあなたの一人称 例) 僕、私を笑って馬鹿にできる人間なんて、お前くらいだぞ!
キリル
へいへい笑
馬鹿にされたくなきゃ、名前辞典でも読み漁ってくるんだなww
フィンランド(小鳥)
(俺が一番恥ずかしい)




と、いうことで。




羽の怪我が治るまでの約一週間、スミちゃんを預けることになった。といっても、

「普段はお前の部屋にいさせてもいいし、一緒に外へ出てもいい。ただ、分からないところが出てきたらその時はちょっと調べさせてくれ」

だそうだ。
そんなに調べなくちゃいけないことがあるのか?見た目と少し言葉を理解してること以外は、普通の鳥っぽいけどなぁ



まぁでも、買う予定だったものはキリルが貸してくれるし、虫じゃないご飯もちゃんと用意してくれるんだと!


ありがたい限りだ!さすが我が親友!




あなたの一人称 例) 僕、私があのクソ連から独立する前から一緒にいるだけはあるな!
※色々と割愛しまして今はもう夜です。
(なまえ)
あなた
あーぁ
(なまえ)
あなた
今日はスミちゃんと一緒に寝たかったのになぁー
明日の昼までは様子を見させてくれ、だってさ。




まぁキリルが動物大好きで勉強熱心なのは昔からだし
(なまえ)
あなた
今日は我慢して独り寂しく寝るとしますか…

フィンランドside










結論から言うと









キリルのじいさんはたぶん













最初からこの小鳥が俺だってことに気づいてたんだ




















あなたの下の名前(カタカナ推奨)が自分の部屋に行った後の話。
 フィンランド(小鳥)
…………
キリル
………………………



…このあなたの下の名前(カタカナ推奨)の親友兼イカレ獣医のじいさん、


俺のこと木のケージに入れた後、


ずーーーーーーーーーーーーーーーっと


俺のこと見てくんの。



正直すっげぇ怖い
 フィンランド(小鳥)
(しかも明らかに不機嫌そうだし…)
 フィンランド(小鳥)
(別にバレてるわけではない……よな…?)
それが不安で気が気じゃない。

変な検査とかされてないだけいいんだけど、ほんと、…やめてほしい。
 フィンランド(小鳥)
(まぁ俺を思い出して腹立ってるって言ってたし…
 気配をドア越しで察知されるくらいには毛嫌いされてるからなぁ)

3ヶ月くらい前、人間の親友がいるから会ってみないかとあなたの下の名前(カタカナ推奨)に連れて来られたときは、犬用のバリカン持って追いかけ回された。

「貴方のような輩にあなたの下の名前(カタカナ推奨)はやれん!!!!!」

とか言って。

曲がりなりにも御国様である俺を輩呼ばわりして躊躇なくバリカン向けるとか、イカれてんだろこのじいさん。公の場でそれしたら処刑もんだぞ。


あのときはあなたの下の名前(カタカナ推奨)が止めてくれて助かった。

わけを聞くと、あなたの下の名前(カタカナ推奨)が急に男を連れてきたもんだから、恋人だと思ったらしい。



それで追い返そうとするなんて、人間のくせしてお前はあなたの下の名前(カタカナ推奨)の父親か()
 フィンランド(小鳥)
(そもそも俺とあなたの下の名前(カタカナ推奨)が恋仲だなんてあるわないだろ)
 フィンランド(小鳥)
(ただあいつが先輩先輩って慕ってくれるから、俺もそれなりに後輩として可愛がってるだけであって…)
 フィンランド(小鳥)
(それに、あなたの下の名前(カタカナ推奨)はロシアとの方が仲いいんじゃねぇか?)
一緒になってよく俺にイタズラしてくるくらいだし




あれ、

でも…




それはそれで




 フィンランド(小鳥)
……なんか悔しi
キリル
おい
 フィンランド(小鳥)
うぁっ はいぃっ!!!
びっくりしたぁー!!!!急に話しかけんなよ!!

心臓口から出るとこだったわ!!(これも本日2回目)


キリル
さっきあなたの下の名前(カタカナ推奨)がこの部屋を出て行くときに教えてくれたんだが……
キリル
お前、人の言葉が分かるんだって?
 フィンランド(小鳥)
!!(そ、れは、だって…)


こういうとき、どうしたらいい?……何か鳴けばいいのか?

いやでもそれだと…
キリル
………な〜んてな!笑
そんな鳥、いるわけ無いだろう笑笑
キリル
あいつもだいぶメルヘンな頭してんなぁ笑
 フィンランド(小鳥)
(……ふー、…助かった…)












キリル
まぁ…………



キリル
…………この世がお伽噺メルヘンの世界なら、魔法で不老なんかにもなれたのかもな。


 フィンランド(小鳥)
え、(…………何だよ、急に)



そんな悲しそうな顔して…。


キリル
…はぁ、
キリル
…お前の晩飯、ここに入れておくからな。





そう言って、キリルのじいさんは部屋を出てった。




そして部屋を出る間際に呟いていたことが、頭から離れないまま…

いつの間にか、俺は眠っていた。





キリル
「…俺が貴方だったら。寿命が有限でなかったら。

……俺の嫉妬がどれほどかなんて、貴方は知らないんでしょうな。」

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