◆Stray Kids 到着直前
恵比寿の会合会場。
表向きの“恵比寿組組長”として、エイクが入口に立っている。
背筋を伸ばし、堂々とした雰囲気。
外部から見れば完全に“トップ”の風格だ。
だが――この場にいるスタッフの中でも、
あなたが本当の組長 だと知っているのは、
Stray Kidsと幹部だけ。
蒼空は会合室の奥、トップ席に座らず、あえて少し横の席に控える。
影のリーダーとして、表に立たない位置を保つ。
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◆エイク、Stray Kidsを迎え入れる
車が止まると、エイクが静かにドアを開く。
「お待ちしておりました。どうぞこちらへ」
Stray Kidsは慣れた様子で微笑む。
(表向きの組長:エイク)
(真のトップ:あなた)
彼らはその“裏事情”を当然のように理解している。
バンチャンがエイクに軽く会釈しつつ、小声で尋ねる。
「あなたは中?」
エイクはほんのわずか口角を上げて答える。
「準備しておられます。いつも通り」
Stray Kidsはその言い方にすぐ気づく。
“本当の組長が待っている”という合図だった。
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Stray Kidsが入室すると、あなたは座ったまま静かに視線を上げる。
表の席はエイクが座る位置だが、
Stray Kidsは自然にあなたへ軽く礼をする。
その礼には、
「あなたこそこの組の本当のトップだ」
という敬意が含まれている。
あなたは穏やかに微笑む。
「ようこそ。今日もよろしくお願いします」
エイクも同時に公式な挨拶を始める。
「本日の議題は――」
外から見れば、
“組長エイクがStray Kidsを進行する会合”。
しかしStray Kidsは、
資料のページをめくるあなたの手の動き、
話の区切りのタイミングに合わせた合図……
すべてに あなたがこの場を本当に仕切っている と感じ取っている。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。