〜放課後〜
私は言われた通り屋上に行こうとした。
すると、
私が逃げるとでも思ったのか、おらふくんが近づいてきた。
一緒に行く時点で告白ではないのが決定している。
だとしたらやっぱり…
まぁ襲われても屋上から落ちればなんとかなるかな…と思いつつ私はおらふくんと一緒に屋上へ向かった。
私が屋上につくと、案の定ドズル社の4人が揃っていた。
大体分かっているが、一応聞く。
私は怖気づいたように後ろ…柵の方に下がりながら、みんなに聞く。
ボスに忠実で強い。これほど良い人材はいないだろう。
そう、吐き捨てるように小さくつぶやく。
私の背中が柵に当たった。
柵といってもこの学校の柵は背が低い。
それはこいつらにとって好都合だろう。
そして私は、屋上から落ちた。
落ちている最中だが、私の心は冷静だった。
あそこに落ちれば怪我はほぼなしで済む…かな。
そう思いひそかに進路を茂みの方向に変える。
そのまま落ちようと目を瞑り、衝撃に備えるが、いつまで経ってもその衝撃が来ない。
私の身体は、誰かに抱きかかえられていた。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。