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第21話

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2026/06/03 10:25 更新
〜ネコおじside〜
ボスから逃げた後、俺は万が一に備えてあなたのコードネーム様の家で一緒に過ごすことになった。
ちなみにこれはあなたのコードネーム様の案だ。
ネコおじ
ネコおじ
あなたのコードネーム様も過保護なとこありますよね…
(なまえ)
あなた
何回も言ってるでしょ。私はお父様みたいになりたくない。部下には最大限優しくしたいだけ。
(なまえ)
あなた
まぁ、部下と上司みたいな立ち位置があるのも嫌なんだけどね…
そうあなたのコードネーム様と近況報告という名の雑談をしていると、ピーンポーンとインターフォンが鳴った。
(なまえ)
あなた
…誰?
インターフォンが鳴った瞬間、(殺し屋)様の雰囲気が一瞬で変わった。
ネコおじ
ネコおじ
あなたのコードネーム様、私が行って参ります。
私は静かにドアの近くまで行き、尋ねた。
ネコおじ
ネコおじ
…何の御用ですか?
ドズル
ドズル
…ネコおじ?
ネコおじ
ネコおじ
え?ドズさんですか?
(なまえ)
あなた
え?
ドズル
ドズル
うん。他の4人もいるけど…
ドズル
ドズル
あなたのコードネーム様はいる?…いや、いらっしゃいますか?
ネコおじ
ネコおじ
…なにかをするつもりですか?
ドズル
ドズル
いや…攫っちゃった身で申し訳ないのですが…
ドズル
ドズル
僕達と共闘してくれませんか?
ネコおじ
ネコおじ
え?
〜あなたのコードネームside〜
(なまえ)
あなた
…なんで?目的は?
ドズル
ドズル
実は、ボスにクビにされてしまいまして…
たった1人逃しただけなのに、と思うかもしれないが、あいつならやりかねない。
一回失敗しただけで軽々と部下を切り捨てる男だ。
(なまえ)
あなた
…なるほどね。
ネコおじ
ネコおじ
気持ちは分かりますが、それは無理ですね。
ネコおじ
ネコおじ
今は違くとも、ドズル社はあの方の配下、つまり私達の敵でした。殺し屋様の命を脅かした存在。そんなグループと(殺し屋)様が協力するわけがないでしょう。
ドズル
ドズル
それは分かっています。
おらふくん
おらふくん
…でもネコおじも元々ボスの配下だったやんか!
ドズル
ドズル
ちょ…おらふくん!
ネコおじ
ネコおじ
私はあなたのコードネーム様に忠誠を誓ったので、殺し屋名様が認めてくれたんです。
ネコおじ
ネコおじ
あなた達にはそれくらいの熱意がありますか?
おらふくん
おらふくん
そんなの…あるに決まっとる!!
(なまえ)
あなた
ネコおじ、言い過ぎ。
(なまえ)
あなた
私は許可します。
ドズル社全員
!!
ネコおじ
ネコおじ
しかし、あなたのコードネーム様…
(なまえ)
あなた
私を心配してくれてるのは分かってるけど、この人達もずっとあいつの下で働いてて苦労してたと思う。
(なまえ)
あなた
それに、この5人が味方になってくれたら、戦力が一気に増えるしね。
ネコおじ
ネコおじ
…承知致しました。
(なまえ)
あなた
でも、一つだけ。
(なまえ)
あなた
私は上司や部下などの概念が嫌いだから、学校と同じように接してほしい。
ドズル
ドズル
…はい、分かりました。
(なまえ)
あなた
私はあいつを殺そうと思ってる。
(なまえ)
あなた
そっちは?何が目的なの?
ドズル
ドズル
僕達も同じです。
(なまえ)
あなた
…同じ?
この集団はあいつのお気に入りになるほど忠実なグループだったはずだ。
そんな集団がボスを殺すことが目的…?
ドズル
ドズル
僕達がまだ中学生の頃、僕達が通っている中学で集団殺人が起きたんです。
ドズル
ドズル
地獄絵図でしたよ。どんどん周りの人が殺されていって、その体の一部がいろんな場所に転がってました。
ドズル
ドズル
僕達は命からがら逃げたんですが、ほとんどの同級生が死んでしまいました。
ドズル
ドズル
僕達は残った同級生と共に集団殺人を起こしたグループを探しました。
ドズル
ドズル
そのグループのリーダーがボスだったんです。
ドズル
ドズル
僕達は頑張って力をつけ、ボスの元へ向かいました。
ドズル
ドズル
15人くらいでいったんですけど…結果はボロ負けでした。
ドズル
ドズル
一瞬で全員が倒れて、そのまま死んでしまった人もいました。
ドズル
ドズル
でも、情けをかけてもらったんです。
ドズル
ドズル
『忠実に仕事をこなしてくれれば、見逃してやる』って言われて、最初は一生懸命やりました。
ドズル
ドズル
でも、どんどん指令が難しくなっていったんです。
ドズル
ドズル
人を殺せという指令が普通になっていって…
ドズル
ドズル
そんな厳しくなっていった環境にトラウマを思い出しちゃったりしたりして耐えきれなくなった元同級生の同僚は、ボスに反抗したりして、どんどん殺されていきました。
ドズル
ドズル
ボスの手によって。
ドズル
ドズル
僕達は、必死にボスから与えられた仕事をこなしていきました。
ドズル
ドズル
同級生の二の舞になりたくなかったし、何より…
ドズル
ドズル
死ぬのが怖くて。
そう言い、ドズルは自嘲気味に笑った。
ドズル
ドズル
でも、ずっとボスに対しての復讐心はありました。
ドズル
ドズル
でも、なんの策も思い浮かばなくて…
ドズル
ドズル
ボスを殺そうと最初に提案したのは僕なのに、同級生が死んでいくのを見ても何もできなくて…
ドズル
ドズル
自分は無能だなって、何回思ったことか…
(なまえ)
あなた
そう考えてるうちに、この依頼が来たということ?
ドズル
ドズル
そうです。
(なまえ)
あなた
…なるほどね。あなた達の行動の理由が大まかに分かった。
(なまえ)
あなた
言ってくれてありがとう。それに…
(なまえ)
あなた
よく頑張ったね。
私はこの人達が根は優しい人であることを知っている。
辛かっただろう。人が死ぬ寸前の歪んだ顔を見るのは。
殺しも本当はしたくないだろう。
本当に、よく耐えたと思う。
(なまえ)
あなた
分かった。共闘しよう。
同じ目的を達成するために。
この人達を少しでも救うために。
ドズル社全員
…!
ドズル社全員
はい!

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