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第20話

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2026/04/30 10:34 更新
〜おんりーside〜
ボス
こいつは…お前らの言うキャットだ。
最初言われたときはそんなわけないと思った。
でも、言われた瞬間からの雰囲気の変わり方、余裕のある笑い方や隙のない避け方を見て確信した。
おんりー
おんりー
(…本物だ…)
昨日、キャット…あなたのコードネームを名乗った人物と完全に一致している。
…まさか、好意を寄せている最強の殺し屋がこんなに近くにいたなんて…
おらふくんは完全にショックを受けたような顔をしていた。
気づかないふりをしていたが、ドズル社全員が気づいていた。
おらふくんがあなたの下の名前さんを好きなことくらい。
気づいていたにも関わらずなぜみんながおらふくんにそのことを伝えなかったのか。
ターゲットに恋愛感情を持つなんて言語道断。
ボスにバレたら絶対にただでは済まないからだ。
まぁ、自分で気づいてほしいっていう気持ちもあるけど…
おらふくんは素直だから、思ったことがすぐ顔に出る。
それでボスに勘付かれると大変なことになるからだ。
俺達は何回も、ボスに理不尽な理由で殺された仲間を見ている。
おらふくんまで前の仲間たちのようになってしまうのは絶対に嫌だ。
もうあんなの、二度と見たくない。
それは5人全員、同じ気持ちだ。
ドズル社全員、ボスに忠実に見えるが、実はそうではない。
みんなボスの隙を狙っているのだ。
ボスが俺達を信頼すればするほど隙が増える。
ボスによって殺された人達の仇を討つために…
それにしても、まさかおらふくんと好きな人が被るとは…
おんりー
おんりー
(まぁ俺はまだ隠せてるっぽいからいいけど…)
おんりー
おんりー
(ライバルかぁ…)
まさか学校のクラスメイトと最強の殺し屋が同一人物とは思わんじゃん…
あなたのコードネームはそれを狙ったんだろうけどさ…
まだ俺があなたのコードネームを好きなことは3人にもバレてないと思うけど、ドズル社のみんなとは長い付き合いだから、バレるのも時間の問題だ。
でもその前に…
まずはこの状況をどうにかしないと…
ボス
おい、お前ら!!なぜあいつを止められなかった!!
ボスはあなたのコードネームを取り逃がしたことによって、怒り狂っていた。
ドズル
ドズル
…申し訳ございません!
ドズル
ドズル
捕まえようとしても素早くて、捕まえられませんでした…
ボス
言い訳するな!!
ボス
お前らも、前のやつらと同じ運命を辿りたいようだな…
本格的にまずくなってきた。
この件によってボスから俺達へのの信用は0に等しい。
このままでは、俺達も前の人達と同じことになってしまう…
おんりー
おんりー
みんな!逃げるよ!!
今までボスからの信用をコツコツと積み重ねてきたドズルさんたちには申し訳ないけど、こうするしかない。
ここから挽回はもう無理だろう。
ドズル
ドズル
えっ!?
この世界は結局、力が全て。
いくらリーダーであっても、力が強い人には逆らえない。
俺は4人を連れて外に出た。
力が全てのこの世界も、
力でゴリ押すことしかできない自分も。
早くボスを倒して平和な時間に戻りたい。
おらふくん
おらふくん
逃げたはいいけど…
おらふくん
おらふくん
ここからどうすんねん…
おんりー
おんりー
大丈夫。もう目星はついてる。
俺は考えた作戦をみんなに伝えた。
俺達だけじゃまだ実力がボスに及ばない。
でも殺し屋界最強のあなたのコードネームがいれば…
ボスを討伐することも夢ではないかもしれない。
協力してくれる可能性が高いだろう。
これから、交渉してみてもいいかもしれない。
ドズル
ドズル
たしかに、それなら行ける気がする!
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おんりー冴えてるね〜!
おらふくん
おらふくん
おぉ〜✨️おんりーすげぇ✨️
おおはらMEN
おおはらMEN
面白くなってきたじゃないっすか〜!
おんりー
おんりー
みんな、ありがとう!
だんだん希望の光が見えてきた。
おおはらMEN
おおはらMEN
じゃあもうあなたのコードネームには隠す必要ないってことっすよね?
ドズル
ドズル
もうとっくにバレてたっぽいしね。
ドズル
ドズル
でも、これからって?
ドズル
ドズル
今からってこと?
おんりー
おんりー
はい。
おんりー
おんりー
俺はもう今あなたのコードネームの家に行ったほうがいいと思うんですよね。
ドズル
ドズル
なんで?
おんりー
おんりー
俺達はボスに背いている身です。いつ殺されてもおかしくない。
おんりー
おんりー
なんなら今すぐ殺される可能性もある。
おんりー
おんりー
あなたのコードネームの家はボスにバレてますが、俺達の家もボスにバレてる可能性が高いです。
おんりー
おんりー
それなら、強い人の家に行っといたほうが安心するし、作戦もゆっくり立てられるので良くないですか?
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
あぁ〜…なるほどね。
おおはらMEN
おおはらMEN
でも今すぐ行ってもあっちが認めてくれるのかどうか…
おらふくん
おらふくん
それは俺達で説得するしかないやろ!
おらふくん
おらふくん
あなたの下の名前ならわかってくれる!
おらふくんの一直線な情熱に、思わず笑みがこぼれた。
おらふくん
おらふくん
? みんななんで笑っとるん?
おんりー
おんりー
…なんでもないよ。
おおはらMEN
おおはらMEN
ワラッテナイシ
おらふくん
おらふくん
おんりーはともかくMENは絶対笑いこらえとるやろ!!
でも、おらふくんのおかげで少し緊張がほどけた。
おらふくん
おらふくん
…でも1個だけええ?
おらふくん
おらふくん
僕達のせいであなたの下の名前に危害が及んだら?どう責任取ればいいんや…?
おんりー
おんりー
おらふくんも分かってるでしょ。あなたのコードネームはそんな弱くない。むしろボスより強い可能性の方が高いんだから。
おんりー
おんりー
それに、このままそれぞれ分かれて家に帰って、ボスに殺されちゃったらどうするの。
おんりー
おんりー
そっちのほうが酷い結果になるでしょ?
おらふくん
おらふくん
でも…
おんりー
おんりー
みんな悲しむよ?あなたの下の名前さんも。
おらふくん
おらふくん
それはダメや!
おんりー
おんりー
でしょ?だから…
おらふくん
おらふくん
…そうやな。わかった。
おらふくん
おらふくん
じゃあ今からあなたの下の名前の家にレッツゴー!
ドズル社全員
オー!
わ…2000文字…
これで第一章終了です!
最初は章とかつけるのは男嫌いの妹と女嫌いの兄達だけでいいかなと思ったんですけど、ここまで書いてきてやっぱりつけたほうが分かりやすいかなと思ってつけました。
第二章も見てもらえると嬉しいです!!

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