午後にもう一度
各分隊長 , 兵長 , 団長 そして首領で集まった
以前 いつかの夢で未来が少し見えた
お兄さんの気まぐれとやらも面倒だ
この人たちは誰も未来が分からない
それが当たり前でそれが1番幸せなんだ
未来なんてクソ喰らえ ,
私は今が幸せでも
これからを1部でも知ってしまっているから
笑顔がひきつる
ハンジらに続いて部屋を出る
後ろからリヴァイがバタンとドアを閉め
開かないように寄りかかった
私は扉越しに二人の会話を聞いた
また地下室の話 …
全てがそこになかった場合どうなる 、
仮に奪還が成功だったとして
子供へその場を流すために作った嘘かもしれない
キースから聞いた話の上で ,
イェーガー先生の言ったことは嘘ではないと思う
けど 、もしもそうだったとしたら
エレンのために死んで行った兵士は報われない
何のために死んだと言うんだ
そこまでしてエルヴィンは地下室に行きたいのか 、
別に地下室に行く事は構わない
けど死んでもらっては困るんだ …
リヴァイの言いたい事はわかる
きっと彼なりの優しさなのだろう
ガチャっと取っ手に手が掛かるのが感じた
リヴァイ出てくるかな …
寄りかかっていた背中を離した
確かに他の兵士は信じてない部分もある
それは死んでいくのが怖いから
リヴァイやハンジ , エルヴィンは私の大切な人
他の兵士もそうだけど
でもそれ以上に大好きで死んで欲しくない人達
他の兵士が死んだ時悲しいと思った
辛かった
これであんなにも辛かったのなら
彼らが死んだ時 , 絶対に立ち直れない
だから我慢した
私の宝はリヴァイ , ハンジ , エルヴィン
その3人だけ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。