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第2話

プロローグ
22
2024/12/24 14:53 更新
意味のない日々はいつまでだろう。
一昨日も昨日も今日も明日も明後日も
結局は同じ。
家では教育という名の虐待、
学校ではさじ加減を知らない虐め、
外では理不尽な冷たい視線を浴びる。
 
まともに休めるとこなんてない。
というか、休む暇もない。
誰もこんな私に救いの手なんてくれるはずもない。
こんな糞みたいな日々を過ごすぐらいなら…
あなた
死んだほうがマシ。
赤信号の横断歩道を無数に走り抜ける車。
それをじっと見つめる私。

ドゴンッ!!!

気づいた頃には私は歩道に出て横たわっていた。
ぶつかった衝撃や痛みは一つも感じなかった。
なんならふわふわと軽くなった感覚。


これで…、







楽に…








なれたかなぁ…
(なまえ)
あなた
………
??
おい、お主、早く起きんか。
ペチペチ
私は誰かに頬を軽く叩かれた。
(なまえ)
あなた
ん、、パチッ
起きたか?
(なまえ)
あなた
!?誰…?
ん?儂は神じゃが。
(なまえ)
あなた
か、神…?あ、夢か。ん…っ!?痛い…?
自分で頬を強くつねった。
すごい痛みを感じた。
まあ落ち着け。
儂は本物じゃ。
(なまえ)
あなた
ほ、本物の神…?
(なまえ)
あなた
じ、じゃあ、なんでこんな私みたいな
カスを構ってるんですか?
(なまえ)
あなた
自殺したのを嘲笑うためですか?
そんなこと神がすると思うか?
まあ、仏は「阿呆」だの
「馬鹿」だの言っておったがな。
嗚呼、あと…
「誰があげた命だと思ってるんだ」
(なまえ)
あなた
!!
だそうじゃ。
まあ、とにかくお主…、




























しんどかったろう。
(なまえ)
あなた
!……
(なまえ)
あなた
ポロッポロッ
(なまえ)
あなた
っ…ぐっ…ひぐっ…ポロッポロッ
こんなこと言われたのは初めてで、
今の今まで我慢していた涙が
蛇口が捻られたかのように沢山流れた。
次は幾分かは
マシな人生を送れると思うぞ。
ポンポンッ
私は神様に頭を軽く撫でられた。
その手はどこの誰の手よりも暖かった。
じゃあ、準備は良いか?
(なまえ)
あなた
…はい。
じゃ行ってこい。

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