第57話

夜影様リクエスト エンジン 【兄妹はどこまでOK?】
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2026/01/11 09:00 更新






今日もやって参りましたこの時間。








あなた
いーやーだー!!!!!
エンジン
お前なぁああああ!!!!!






ドアノブを必至に掴み離さない私を

ドアノブから引き剥がそうと頑張る義理兄のエンジン








あなた
やだやだやだ!!!!!!
エンジン
ヤダじゃない!!!
風呂ぐらいチャチャッと
入ってこいよ!!!








そう。私はお風呂が嫌い。

というより、

お風呂に入るまでの工程が嫌い。







あなた
だって!!!
漫画途中だもん!!
服脱ぐの面倒だもん!!
でもお風呂でゆっくりするのは好き!
エンジン
なら行ってこいよ!!!
あなた
でも入るまでがヤなのー!!!!
エンジン
訳わかんねぇよ!!!!
あなた
やだよー!!!!
めんどいよー!!!!
脱ぐのめんどいよぉー!!!
……あ、そうだ。





服を脱ぐのが面倒臭い私は

ふと思いついた


その思いつきのタイミングで私は

ドアノブから手を離した






エンジン
うおっ!?!?




一生懸命引っ張っていたエンジンは

勢い余って後ろに倒れ込む


まぁ、案の定私も一緒に倒れ込む





私の義理兄は何だかんだで紳士的なので







エンジン
っぶねぇな!!!
なんで急に離すんだよ!!




エンジンは尻もちをついたが、

私はエンジンにキャッチされて無傷

さすが私の兄!






あなた
思ったんだよ。
私、お風呂は好きだけど
入るまでの工程が嫌いじゃん?
エンジン
うん
あなた
……ならさ、
私は動かずに
エンジンに-----
エンジン
お前バカなの?
あなた
ねぇ。まだ話の途中!!
エンジン
言わなくても流れで分かるわ!!!
あなた
えー。
……じゃぁ一緒にお風呂はi-----
エンジン
却下!!!!!
あなた
……ケチ
エンジン
もぉ〜お!!!!!
お前、自分が女だって自覚ねぇの!?
あなた
……兄妹でお風呂憧れるじゃん?
エンジン
歳を考えろ!!!
オレ、28な!!!
お前は26な!!!
年頃の男女が風呂一緒はやべぇだろ!!
あなた
え〜
いいじゃん
タオル巻けば
エンジン
却下却下
ほれ、風呂行ってこい
あなた
ケチケチケチケチー!!!!






私の提案は却下され、

私の首根っこを持ちながら

お風呂場に連れていくエンジン






脱衣場にポーイと投げられ

尻もちをついた




あなた
いたっ!!!
私の勘違いだった!!
エンジンなんか紳士じゃない!!
エンジン
はいはい
早く風呂入れー
…上がったら髪は乾かしてやるから
あなた
………………よし。早く終わらせよ。
エンジン
ちょろ







私は猛スピードで洗い

急いで体を拭いて

エンジンの元へ戻ってきた





あなた
はい。上がったよ
エンジン
……はぁぁあああ〜……



私を見るなり、エンジンは

頭を抱えながら大きなため息をついた





エンジン
髪は乾かしてやるとは言ったけどよ
なんで拭きもしねぇでこっちくんだよ!
あなた
……めんどい
エンジン
お前なぁ〜……





めちゃくちゃ呆れ顔で

こっち来いって、手で合図を送ってくるエンジン






エンジンの目の前に立つと

エンジンの足の間に座らせられ、

事前に用意されていたタオルで私の頭を拭き始める





あなた
何だかんだ言いながら準備してんじゃん
エンジン
お前の事だから
一応用意してたんだよ
…まさか本当に
ビショビショで来るとはなぁ!!




この野郎!!!と言わんばかりに

ゴシゴシと荒く拭かれる私の頭



あなた
ねぇ!!ちょっと!!荒いって!!
エンジン
ハッ!
自業自得だ!





声色からしてエンジンは楽しんでそう

こういう優しい声の時は

大体優しく微笑んでくれてるから

今回もそうだろうなって思いながら

されるがままの私








最初だけ荒かった拭き方も

後半は優しく丁寧に拭いてくれる





やっぱりエンジンは紳士的だ





エンジン
よし。こんなもんだろ
次、乾かすぞー
あなた
はーい





事前に準備されていたドライヤーと櫛で

器用に乾かしながら梳かしてくれる





ドライヤーの暖かい空気と

櫛で優しく梳かされるこの時間が

凄く心地よくて眠くなってきた







あなた
……ウトウト





しばらくすると乾かし終わったエンジンが

最後に櫛で髪を整えてくれた






エンジン
よし!終わったぞ!
……あなたの下の名前?
あなた
……zzz





梳かし終わる頃には私は寝てしまったようだ







ゆっくりとエンジンに寄りかかり

規則正しい呼吸で深い眠りにつく








エンジン
寝ちまったのかよ
……ここ、オレの部屋なんだけど…






どおすっかなぁ〜

と呟くエンジン


心地よさそうに寝ているあなたの下の名前の顔を見ると

フッと優しく微笑み

そっとあなたの下の名前をベットに寝かせる






エンジン
…まぁ
今日くらいはいいか





そのままエンジンも一緒に横になり

あなたの下の名前を抱きしめながら眠りについた

































































あなた
きゃーーーーーーーーー!!!!!!!!
エンジン
なになになになに!?!?!?
あなた
とうとうエンジンが
妹に手を出したー!!!!!
エンジン
はぁぁああああ!?!?!?!?
昨日風呂一緒に入ろう言ってたヤツが
何言ってんだ!!!!


バカでかい声で叫ぶあなたの下の名前を

必至に押さえつけて

エンジンの大きな手であなたの下の名前の口を押さえる





心地よく寝ていた時間は終わり、

今日もまた騒がしい兄妹の1日がスタートするのだった

























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