拓実side
あなたが倒れたと聞いた
心臓が止まるかと思った
何があったのかとか今はどうでもいい
無事で居て…
俺のクラスは本館あなたのクラスは北館
人を押しのけて走る
バンッッ
拓実 「あなた!!!」
そこには意識を失ったあなた
そのあなたを抱えるように光輝がいた
焦った
男はあなたに触れちゃいけない
拓実 「離れて!!あなたに触るな!!!」
光輝 「…え?」
驚いたような、傷ついたような光輝の顔をみて少し冷静になる
拓実 「あ…ごめん。でも、すぐにあなたから離れて。お願いだから」
光輝 「え、あ、うん…?」
ごめん光輝。
今あなたに触れていいは俺だけ
あなたを保健室に連れていくため抱きかかえる
光輝 「…手伝うよ」
そう言って手を伸ばす光輝
バシッ
拓実 「っ…ほんと、ごめん。俺に任せて欲しい」
あなたは細いとはいえ、人1人分のそれなりの重さがあった
俺が運ぶのもギリギリ
でも、誰にも触れさせたくないから
あなた、頼りなくてごめんな…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
光輝side
拓実が教室から出ていった
あんな必死で、大声を出すようなやつじゃないから全員驚いていた
教室に取り残された俺たちは呆然とした
誰かがぼそっと言った
生徒 「触るなって…やっぱり付き合ってるから?」
付き合ってる…?
生徒 「でも、過呼吸になったのはお前らが責め立てたからだろ!?」
責め立てた…?
女1 「…ち、違うから!やめてよね!」
光輝 「なあ、その話誰から聞いた?」
女1 「…湧くん」
それを聞いた途端、何故か分からないけど
湧のクラスに向かっていた
湧に会って何を言うのか考えはまとまってないのに
俺が何か言う権利も無いのに…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。