中島敦 side
隣の席の篠原さん
僕の好きな人だ
いつも,眼鏡を掛けていて,眼鏡が無いとほとんど何も見えないらしい
そんな篠原さんは
ドボドボドボと,シチューが溢れ出そうな程,多く入れられる
そんな篠原さんは,今日も眼鏡を忘れてます
僕が篠原さんが眼鏡を忘れないかと呪いをかけてしまった為,篠原さんは眼鏡を忘れてます
そしてそんな日に限って,学食の当番
だから,今日も僕がサポートしようと思ったんだけど…
同じ様に,ドバドバとシチューを入れる篠原さんを見て,僕は声をかける
次は,溢れ出て来そうな程ではなく,通常よりめちゃくちゃ少ない量になっていた
少しぽっちゃりとした、モブ田くんが篠原さんに笑顔でそう言う
入れたシチューはじゃがいもが沢山ではなく,お肉が沢山入っていた
篠原さんは、僕の学食のご飯を入れてくれていたのだ。
そして、篠原さんは言葉を続けた
その後、席についてシチューを食べようと思い見てみると、お肉ではなくじゃがいもが沢山入っていた
でも、美味しかった…












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。