※ 今回胸糞悪いお話です。
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時は十数年前に遡る…
子嫌いな夫婦がいた。
望まない妊娠をしてしまった。
かといって産まない選択は出来ず、そのまま時間が過ぎてゆき子どもは産まれた。
『ふぎゃあ…』
産んですぐは幸せな時間を過ごしたものの、それはすぐに終わってしまった。
『おぎゃああああっおぎゃぁあああっ』
二人にとって、初めての子育てがとてつもなくストレスだった。もともと子嫌いな事もあり、次第に我が娘を可愛いと思えなくなった。
『おぎゃぁあああっ』
……………
………
『すぅ……すぅ……』
『願い』
それは、自身の寿命を半分削ることで、願いを叶える。
二人は自分の娘に家系能力を使った"呪い"をかけた。
年を重ねる度に、体が不調になり段々と機能しなくなる。一番最後に心臓が止まるようにと。
これで周りにバレずに、娘を殺せると策略した。
まもなくして、二人は他界した。
原因は、家系能力の使用による寿命短縮。
身寄りが無いため、残された赤ん坊は孤児院に入った。
勝手に過去を聞いてしまった。
この先、あなたちゃんにどういう顔をして会えばいいのかな…
俺は、その親の気持ちも状況も、想像することしかできない。きっと体力的にも精神的にも、追い込まれていたんだろう。
でも…だからって……
俺はあなたちゃんの事で頭がいっぱいになった。
色々細かい部分でツッコミあるかもしれませんが、この先の物語で出てくるので。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。