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第3話

E p i s o d e .3
121
2024/06/17 10:37
レイン
....話を戻すぞ
レイン
あいつの未来は?
あなた
えっと、受験者を利用しててキノコ頭くんを落とさせる気です
フィン
レイン
.......
あなた
.....校長に話すのが手っ取り早いかと
レイン
.....そうか、助かった
あなた
いえ、お役に立てて光栄です




するとそこに.......




ウォールバーグ
オッホホホホ笑
あなた
!校長!
ウォールバーグ
やはり、お主の『未来眼』は実に興味深いのう
あなた
......
レイン
校長
ウォールバーグ
分かっておる
ウォールバーグ
ルッチを試験官にしたのはちと、まずかったかもしれんのう
フィン
......
ウォールバーグ
.....そこでじゃ
ウォールバーグ
........あなたくん
あなた
........え、私?
ウォールバーグ
そうじゃよ
あなた
レイン先輩じゃ.......
ウォールバーグ
お主の魔法で罰を与えるのじゃ
あなた
は、はぁ........
ウォールバーグ
.......これからわしは試験場に行く
ウォールバーグ
それにお主をついてくるのじゃ
あなた
......それで彼に毒を?
ウォールバーグ
うむ、痺れ程度で大丈夫じゃよ
あなた
........御意
フィン
......
レイン
......





そんなことを話していると試験は最後になっていた



30分以内に迷路を抜け出す試験らしく、マッシュ・バーンデッドが壁を一直線に突き破り、出たため罵倒が繰り広げられていた


....が、何やらマッシュ・バーンデッドと一緒にいた少女が何かを訴えていた


上空にいるため、会話は聞こえないがクロード・ルッチが何か仕掛けたということは読み取れた


あなた
すげぇー
ウォールバーグ
面白い人材じゃのう
あなた
(脳筋.....)
あなた
いや〜....やっぱり....
ウォールバーグ
(うむ.....あなたくん、ルッチを試験官はまずかったとひどく同意を.....)
あなた
あの、キノコ頭くん、近くで見るとすげぇー美形でイケメンだ....
ウォールバーグ
......
ウォールバーグ
(何を言っておるんじゃ?こやつは)
ウォールバーグ
......あなたくん
あなた
!す、すみません!
ウォールバーグ
わしの言う通りに動くのじゃよ
あなた
はい









クロード・ルッチ
生意気なガキに貧乏少女、お前たちは不合格だ
クロード・ルッチ
せっかく声をかけてあげたのに
クロード・ルッチ
頭の悪さは親ゆずr



バキッ!っと何かが割れる音がした


クロード・ルッチ
え?
マッシュ
言い過ぎですよ、先生
クロード・ルッチ
貴様.....!
クロード・ルッチ
お前に言えることなんかぁ!
ウォールバーグ
静まれぇ!!
クロード・ルッチ
モブ1
あ、あの方は.....!
クロード・ルッチ
こ、校長.....
ウォールバーグ
....ここからの試験はわしが担当する
ウォールバーグ
ルッチよ、お前はあとで校長室に来なさい
ウォールバーグ
.....の、前に
ウォールバーグ
あなたよ
あなた
はい
クロード・ルッチ



校長があなたの名前を呼んだ瞬間、スッっとクロード・ルッチの目の前に現れた


クロード・ルッチ
ま、待ってくれ....
あなた
すみません、先生
あなた
私は、校長の命令に逆らう気はないので
あなた
罪を犯したものには制裁を....ね
クロード・ルッチ
ほ、本当に待ってくれッ!
クロード・ルッチ
俺にもう一度、チャンスを.....!
あなた
チャンス?
クロード・ルッチ


クロード・ルッチを見るあなたの目は酷く冷たかった


あなた
あなたにはもう、チャンスなんてない
あなた
分からないのですか?
あなた
あなたが犯した罪は重いと言っているのです
クロード・ルッチ
.....っ
あなた
なので、あなたには少しの毒を.....
マッシュ
待って



クロード・ルッチに毒を盛ろうとした瞬間、マッシュが声を上げた


あなた
.....なに?
マッシュ
えっと.....制裁って?
あなた
罰を与える
マッシュ
どんな?
あなた
私の魔法は毒
あなた
だから、痺れのある毒を盛るの
マッシュ
先生でも?
あなた
そうだよ、生徒先生関係なく
あなた
罪を犯した人には罰を与える、当然のことでしょ?
マッシュ
....罪を犯したのは良くないと思うけど、罰を与えるはどうかと思うよ?
あなた
クロード・ルッチ
ウォールバーグ
モブ1
あいつ、あなた・イーグレットに....!
マッシュ
そんな重い罰、ダメだよ
マッシュ
それに僕は気にしてないし
マッシュ
....あと、君は本当はしたくないんでしょ?
あなた
ッ!
マッシュ
自分の魔法で.....罰を
あなた
......
あなた
ふふっ笑
あなた
君は優しい人なんだね
マッシュ
ありがとう
あなた
あなた、名前は?
マッシュ
マッシュ・バーンデッド
あなた
そう
あなた
私は、あなた・イーグレット
あなた
君と同じ、ピカピカの1年生
マッシュ
え、でも、僕まだ、合格って決まってないんだけど.....
あなた
.....校長
ウォールバーグ
......うむ
あなた
.....ようこそ、イーストン魔法学校へ
マッシュ
あなた
心から歓迎を申し上げます、マッシュくん
マッシュ
.....
マッシュ
いいの?
あなた
もちろん
あなた
君の言葉に感銘を受けた
あなた
楽しい高校生活を送ってね
マッシュ
.......うす


そんな時.....


どさくさに紛れて逃げようとしていた男がいた


ウォールバーグ
ルッチよ
クロード・ルッチ
ギクッ!
ウォールバーグ
お前さんは、校長室に来るように
クロード・ルッチ
か、かしこまりました......
ウォールバーグ
では、1人目から行こう




そんな光景を窓から見ていたフィンとレイン


フィン
あなたちゃん......合格にしちゃってるけどいいの?
レイン
あのキノコ頭があなた・イーグレットに何か響くことを言ったんだろう
フィン
......
レイン
フィンも知っていると思うが、あなた・イーグレットの固有魔法は毒
レイン
あいつを敵に回せば、俺たちに勝ち目はない
レイン
だから、そうならないように教師たちが丁重に扱っている理由だ
レイン
あいつを失ったら.....
フィン
......
レイン
......
レイン
まぁいい、この話は終わりだ
レイン
俺はもう帰る、じゃあな
フィン
あ、待って兄様!
レイン
.....なんだ
フィン
あなたちゃんから、頼まれてることがあって....
レイン
......
フィン
───、───
レイン
.....そうか、分かった
レイン
じゃあ、あいつにこう伝えておいてくれ
レイン
俺をレインっと呼べと
フィン
え、それって.....
レイン
じゃあな


そう言い、緑の炎に包まれ、消えた

フィン
大発見だよ、あなたちゃん



𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹

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