『目黒!。』
会えた事が嬉しくて今すぐでも目黒に触れたい。
目黒「どうしたの阿部くん?中入っていい?」
『うん。いいよ。』
靴を並べてソファーに座る。
俺は2つコップを出して紅茶を入れる。
目黒の隣に座って、台本を読む目黒を見る。
目黒「阿部くんどうしたんですか?なんかついてます?」
目黒が俺を見てくる。
俺そんなに見てた?ヤバい恥ず!
『ううん。なんにもついてないよ。』
そのことを言うと目黒は俺を気づかってしまう。
言えない。言いたくない。
『目黒頑張ってね。』
自分の気持ちの少しだけを口に出して
すると目黒は台本を置いた。
目黒「なんか言いたい事ありますよね」
元々ソファーに座っていた位置より近ずいてきた。
目黒との距離が近い。
『えっと…目黒に俺がふさわしくないのかもなって…』
目黒「何言ってるんですか!それは違います」
目黒は俺の手に手を重ねて、言った。
目黒「俺が頑張って入れるのは阿部くんのおかげ。」
目黒の目に吸い込まれそうになるほど
真剣に話してくれる。、
目黒「全部阿部くんのおかげなんです。だから…」
目黒「もうそんな事言わないでください。」
目黒は目をそむけて、
また台本を読み始めた。
俺は自分でわがままだってわかるけど、
目黒を後ろからハグして(バックハグ)した。
目黒「阿部くん?」
『ちょっとだけ俺のわがまま聞いて…』
目黒「いくらでも。」
その瞬間目黒がこっちを向いて、
目黒「阿部くん可愛すぎ!本当に…」
目黒はそうゆうと温もりのあるキスをしてくれた。
♡20
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。