第59話

17 様々な思いが入り混じる中で
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2024/04/05 02:06 更新
初めヒヨコの話
あんまり絶対敗北は関係ない

本編はヒヨコの後にあるからそこまでとばして

番外編風かな?
夢を、見ていた。


あの夢だ。


目の前にいる人物は、私‥いや、僕の頭をなでる。


あの人は、家族の中で唯一僕を大切にしてくれた人だ。


だから僕はあの人が好きだった


でも、ちょっとあの人は変わってるんだ。


束縛っていうのかな?


勝手に出かけたりなんてしたらぷっつんっだ。


その夜は頭がおかしくなったっけ?


今僕の前にいるあの人は、笑って言った。


「戻っておいで、ヒヨコ」


あ…


あれ?


この人、誰だっけ?


思いではあるのに、誰かわからない…


あの人が僕を抱きしめる感覚で、僕はふっと目を開いた。


そこに広がるのは、たくさんのモニターの部屋。


防犯カメラ監視室だ。


スガビオサ
スガビオサ
ったぁ‥変な体制で寝ちゃったな。
もうすぐ昼ゲームしなきゃ…
それにしても…


さっきの人は誰だったんだろう?


自分にとって、世界一大切で…大好きで…世界一嫌いな人。


それは覚えているんだけど。


僕、俺、私?


やば、自分についてまで忘れちゃう
スガビオサ
スガビオサ
あー…悪魔?
悪魔
なんだよ
自分の影からずるりとはい出てきた悪魔が、不機嫌そうにうなる。
スガビオサ
スガビオサ
僕の一人称って、なんだっけ?
悪魔
「私」・・じゃねーの?
ずっとそういってただろ。
わたし、ワタシ、私‥‥


うん、しっくりくる。
スガビオサ
スガビオサ
ありがと。もう引っ込んでていいよ
悪魔
‥?
あぁ。
不思議そうな顔をした悪魔は、再び「私」の影に潜る。
スガビオサ
スガビオサ
・・変なこと考えちゃった。
痛みがだいぶ減ったからかな。
「私」は、ぽりぽりと頭をかきながら、昼ゲームをするために下へ降りて行った。
おまけ

というかこっちが本編
赤村ハヤト
っあぁ…体痛い…
狼の耳がぴょこぴょこと揺れるのを手で押さえ、俺は思いっきりのびをした。
赤村ハヤト
昨日の襲撃に時間をかけすぎたからか‥?
そんなこと今まで聞いたことないけど。


狼の耳をひっこめて、俺はそっとドアを開けて廊下に出た。


すると、1Fに二人分の影が見えた。


1人は、おそらくクリオネ。


もう一人はちょっと遠すぎて誰かわからない。


ぎりぎり、会話が聞こえる。
恋珊瑚クリオネ
かしこまりました。
でしたら私が____いたしましょう。
なんか重要なとこ聞こえなかったんだけど・・・
???
わかった。
じゃあ__は、____をする。
こいつら重要なとこはなすときだけ声を微妙に小さくしてるな?


全然聞こえない…


でもこれ以上ドアを開けたら気づかれるよな


多分クリオネとあいつは同盟を組んだ相手だ。


俺も昼ゲームを勝ちに行きたいからな‥‥
赤村ハヤト
(まずは邪魔な吸血鬼を潰すか)
狼は俺一人。


さっさと吸血鬼を潰して作戦に移らなければ。


そうでもしないとスイリュウの死が無駄になる。

そんな風に考え事をしていた時だった。
黒宮ウサギ
ハヤト?
翡翠渡カラス
ハヤトくん?
二人分声が聞こえた。
赤村ハヤト
え、あぁ‥なに?
お先にどうぞ、とカラスにジェスチャーされたウサギが話す。
黒宮ウサギ
ドア微妙に開いてるよってことを言いたかったの。
じゃ、と言ってウサギは俺の横の部屋にひっこんだ。
赤村ハヤト
カラスは?
翡翠渡カラス
僕?
・・ねぇハヤトくん、一緒にお手洗いいかない?
赤村ハヤト
は?
お願い!そういってカラスが手を合わせて上目遣いで見てくる。


え、なに言ってるんだこいつ?


トイレに?一緒に行けと?
赤村ハヤト
べ、別にいいけど・・?
翡翠渡カラス
ありがとー!
クジャクは全然部屋から出てきてくれないし、コテツはいないしヒヨコは男のくせに「レディに男子トイレ来いとか意味わかんない」って言われたし…
仲いいのハヤトくんしかいないんだよねー!
それに、とカラスが怪しく笑った。
翡翠渡カラス
はなしたいことも、あるし。
赤村ハヤト
はなしたいこt・・むぐむぐ
カラスの手で口をふさがれる。
翡翠渡カラス
さっ、早く行こ!
・・・??


なにが目的なんだ、こいつ
カラスside



僕はトイレの水を流し、トイレをしたふりをして出る。


トイレの前ではハヤトくんが待っていた。
翡翠渡カラス
待った?
赤村ハヤト
五分ぐらい待った。
そう、と受け流しながら僕はハヤトくんの手をつかみ、再びトイレの中に引っ張り込む。
赤村ハヤト
な、なんだよ
翡翠渡カラス
話したい事、話させて?
不思議そうな顔をしたハヤトくん。


っふふ。


多分彼は気づいてないんだろうね。


それはほかのみんなも一緒だけど。
翡翠渡カラス
ね、本音の方で話してよ
赤村ハヤト
本音・・?
翡翠渡カラス
うん。
そうだよね?オルトロスさん?
びくりと肩を震わせたハヤトくんは、敵意を込めた目でこちら見てきた。
赤村ハヤト
・・・いつ気が付いた?
翡翠渡カラス
あれ、しらばっくれる気はないんだ。
そうだねぇ…アローちゃんに教えてもらったんだ。
役職のノートは僕も表紙だけ見せてもらったし。
僕がにっこりと笑うと、ハヤトくんも笑った。
赤村ハヤト
で?それをほかのやつらに言いふらすのか?
翡翠渡カラス
んーん。
違うよ。
きょとんとしたハヤトくんに、右手を差し伸べる。
翡翠渡カラス
同盟、組まない?
赤村ハヤト
・・はぁ?
お前何ってるんだ?村人陣営なんだろ?
翡翠渡カラス
わぁ、信じてくれてるの?ありがと。
理由はなんにせよ、君は同盟でも小細工でもしなきゃ勝てない事態だ。
運ゲーの天才の僕が協力してあげるって言ってんの。
組むの?組まないの?
ハヤトくんは黙り、目を伏せた。


頭の中の悪魔と相談でもしてるのだろうか。


ま、僕はいくらでも待つけど。


彼の答えは「yes」のはず


だってそれしか勝つ方法がないもんね。


そしてどこかで僕を裏切る予定のはずだ。
赤村ハヤト
・・わかった。
組もう。
翡翠渡カラス
ふふ、助かるよ。
じゃあ、ラウンジに戻ろっか。
君は僕が不利になるようひたすら考えて動いてね。
赤村ハヤト
???なんでだ?
有利になるよう動くんじゃないのか?
翡翠渡カラス
そんなことしたら同盟組んでることがばれるよ。
君の手を決めておけば読むことは簡単だし…
だから、君も、僕も有利になるよう動いてあげる。
赤村ハヤト
・・意味が分からない。
俺もお前も有利に?無理だろ。
翡翠渡カラス
だいじょーぶ。僕を信じて。
訝しげな顔をしたハヤトくんは、はーっとためいきをついた。
赤村ハヤト
・・わかったよ。協力すればいいんだろ。
ハヤトside
翡翠渡カラス
でもまぁ、正直に言うと君に勝ってほしいんだよね。
二人っきりのラウンジで、カラスは小さくつぶやいた。
赤村ハヤト
・・なんでだよ
俺が勝ったらお前死ぬぞ。
翡翠渡カラス
別に、いいんだよね。
翡翠渡カラス
今回のゲームだけは、狼に勝ってほしいんだ。
・・変な奴。


今まで勝利に執着してたこいつが・・?
俺が理由を問うと、カラスはふっとさみしそうに笑った。
翡翠渡カラス
・・なぁんにもできない義理の兄が、弟のお願いを叶えようとしてるだけだよ。
俺にその意味はわからなかった。
白月
白月
なげぇ
桃原フクロウ
どうも最後の言葉の意味がわからんかった桃原です
白月
白月
次回昼ゲーム開始?
※全部が全部ハヤト視点だったわけじゃないけど許して

アンケート

誰side?がいい?
なんか出番減ってきたクジャクさん
21%
クリオネちゃんの同盟相手
43%
とりま銀条さんにしとけって
13%
カエちゃんどこ行ったん?
23%
投票数: 104票

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