第399話

道楽日誌12
437
2024/03/14 22:00 更新
ぷるるるる……
電伝虫が私の目の前を横切ろうとしていた。

ガチャ
(なまえ)
あなた
はい、こちら白鯨庵
電話の相手はベッジだ。

とある人魚の王様がうちの店を貸し切って食事会をしたいのだとかで
その相手は新聞を賑わせていた あの懐かしい海賊団なのだとか。


それじゃあ食材も人手も必要になるだろうな。
そんな算段を頭でしながら
目線だけを上げて、了解。とだけ返事をした。
(なまえ)
あなた
ルーク。団体の予約!食材の在庫出しとけ。
それから、この日は貸し切りだから。
コック達に指示を出して
忙しい中 確認を急がせつつ
電話をかけた。
ボストック達に食材と人員を確保してもらって

それからリキュールさんに抹茶の在庫を確認しつつ来て貰えないか聞いて……

そんな事をしていたら
思ってもない客がきた。


(なまえ)
あなた
あれ……………ルウ?
ルウ
ルウ
あなたーーーーっ!!!!ステーキ!!
第一声目がステーキなのはどうなの??
ビックリして見てると
掛けよった彼はドシンとカウンター席に座り込んで既にステーキを待っていた。
マルコ
マルコ
おー。赤髪。久しぶりだよい。
勿論ルウ1人で来た訳じゃない。
赤髪の海賊団一行が姿を見せると先客達は足早に席を空け始めた。大体の人間が海賊だったから相手との力量は理解しているらしかった。
シャンクス
シャンクス
暇してるのかマルコ?一緒に……
マルコ
マルコ
暇じゃねぇ。
マルコさんの腕のなかで寝てた赤ちゃんを見せつけながら彼は小さな声で言うと
私の方に向き直ってシレッと飲み物を飲んでいた。
(なまえ)
あなた
せっかく来てくれたし、肉焼くくらいは良い………かな?マルコさん?
シャンクス
シャンクス
なんだ?コックに飯も作らせないまでになったのか?
赤髪の人は相変わらず軽いノリで
マルコさんをおちょくるみたいに顔を近づけた。
マルコ
マルコ
…………あなたは
それでも産後10日目なんだよい。

勿論おれは働いて良いだなんて一言も言ってねぇ。なんなら寝とけと言ったはずだよい。
ルウ
ルウ
……………それは悪かった。
何故かルウが謝った。

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