第2話

時の王者・ハクオウ
89
2025/01/26 15:16 更新
豊穣の密林
あなた
ここが次の試練場……





























自然豊かな場所で風が心地よかった________
































ハクオウ
ハクオウ
トンッ(着地)
あなた
うわぁっ!
いきなり男の人が木から飛び降りてきた。

いきなり過ぎてびっくりした……

尻もちをつきました……
あなた
いったぁ……
ハクオウ
ハクオウ
ハッ、す、すみません、大丈夫ですか?
あなた
このくらい大丈夫です!
なんか色々魔王やら神やら
倒してきてるんで尻もちくらい…
あなた
こ、腰が抜けて立てない…
ハクオウ
ハクオウ
驚かせてしまって本当に申し訳ない…
殺意がない者の前だと油断して
腰を抜かすことはよくあることです
あなた
うぅ……お恥ずかしい……
あなた
(恥ずかしすぎて顔があげられない!)
ハクオウ
ハクオウ
本当にすみません……
それにしても、魔王やら神やらって…
凄いですね……
あなた
あはは……ちょっと色々あって(?)
ハクオウ
ハクオウ
はは、あとで是非お話を聞きたいですね
その……立てますか?
あなた
!!
差し出された手を取ろうと上を見た。

目の奥が慈愛に満ちた綺麗な男のエルフだった。

てっきり人間かと思っていた。
あなた
あ、ありがとうございます……
あなた
(かっこいい……)
ハクオウ
ハクオウ
お怪我は?
あなた
け、怪我はないです!
ハクオウ
ハクオウ
そうですか。
良かったです…ニコッ
あなた
ドキッ
ハクオウ
ハクオウ
もしかして貴方が……
あなた
はい?
ハクオウ
ハクオウ
フォーリオンに連れてこられた者の中で
唯一今のアストルティアに生きるという…
あなた
はい、そうです。
その、皆さんは英雄様なのでもう…
ハクオウ
ハクオウ
そんなに気を遣わなくても大丈夫ですよ
あなた
ありがとうございます…
でもなんでそれを……
ハクオウ
ハクオウ
天使たちから聞いたんです
では、貴方があなたさんですね
あなた
はい!そうです
貴方は……
ハクオウ
ハクオウ
私は……名乗る程の者ではありません
どうとでも好きなように呼んでください
あなた
                    ……?
(どうしたんだろう?)
あなた
じゃあ…お兄さんでいいですか?
1番呼びやすいですし……
ハクオウ
ハクオウ
お兄さん……大丈夫です
あなた
良かったです!ニコッ
ハクオウ
ハクオウ
ッ!
ハクオウ
ハクオウ
あなたさんは……
その、なんというか…
笑顔が素敵な方ですね
あなた
へっ!?///…そ、そうですか!?
ありがとうございます……
ハクオウ
ハクオウ
あ…いや、なんかすみません……笑
あなた
いえいえ……笑
ハクオウ
ハクオウ
試練を受けろとここに
案内されたのはいいのですが…
あなた
見たことない葉っぱばっかり……
ハクオウ
ハクオウ
そうなんですよ。
得体の知れない森ですからね…
周囲の様子を木の上から
うかがっていたんです
ハクオウ
ハクオウ
そうしたらちょうど天使から聞いていた
人相通りの方が通りかかったので
思わず声をかけてしまいました
あなた
そうだったんですね
声をかけてくれて嬉しいです!ニコッ
ハクオウ
ハクオウ
ドキッ
ハクオウ
ハクオウ
あなたさんは、いつも笑顔なのですか?
あなた
私ですか?
うーん、まぁ確かに笑顔の時が
1番長いかもしれないです
あなた
愛想で世界救ってきたようなものなので笑
それに……笑顔でいて
損することなんてないですし!
ハクオウ
ハクオウ
そうですか……ニコッ
確かに、あなたさんの笑顔は
世界を救えるかもしれません
あなた
なっ…お兄さんさっきから
私のこと口説こうとしてます?笑
ハクオウ
ハクオウ
そ、そんなことは!!
私は口説こうなど……
あなた
すみません笑
ちょっとからかいました笑
ハクオウ
ハクオウ
驚きました……笑
あなた
ふふ笑
ハクオウ
ハクオウ
現代に生きるあなたさんに
問いたいことがあるのです
あなた
いいですよ
なんでしょうか?
ハクオウ
ハクオウ
今はすでに滅んでいるでしょうが…
ヤマカミヌという名の国をご存知ですか?
あなた
ヤマカミヌ……
いいえ、聞いた事はありませんね、
エルトナ大陸にあった国ですか?
ハクオウ
ハクオウ
聞いたことがない……ですか、
ならばいいのです、忘れてください…


忘れてください…と言っている割にはとても
悲しそうで苦しそうで、悔しそうで愛しそうな顔をする


あなた
そう……ですか……





でも私にはそこまで踏み込んだことは言えないので
何も言葉をかけることが出来なかった。


いつもみたいにお人好しパワー全開で
深くまで問い詰めても良かったのだが、
何故かできない、いや、してはいけない気がした。









































この人はとても重い闇を背負っている感じがした
𝐜𝐨𝐦𝐢𝐧𝐠 𝐬𝐨𝐨𝐧…

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