第4話

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2026/02/27 11:59 更新

青井らだおは私の元弟子だ。


もう何年も前の話だが、忘れていないようで安心した。
青井 らだお
師匠!?なんで!?どうしてここに!?
ニックス・リア
ちょっと待てらだお!我話についていけないんだけど!
ニックス・リア
お前の師匠ってナツメ先輩だろ?

「ナツメ」という人物は知らないが、どうやら私の他にも師匠と呼べる人物がいるようだ。


そこら辺の話は是非とも詳しく教えて欲しいが、それは今ではない。
あなた
おい、らだお
青井 らだお
は、はい
あなた
私に聞きたいことが山ほどあるのは理解している。私もお前に聞きたいことが少なからずあるわけだからな
あなた
だが、その前にお前にはやるべきことが残っているだろう?

そう言って私は、手錠により拘束されたニャンコ・スキーを指さす。
ニャンコ・スキー
あの〜、私のこと忘れてません?
あなた
ソイツを署まで連れて行くんだろ?話はその後だ
青井 らだお
………分かりました

渋々といった様子ではあるが、らだおはニャンコ・スキーをヘリに乗せると、そのまま警察署があるであろう方角へ向けて飛び立っていった。


しかし、随分と速度を上げていたようだが…事故を起こさないことを願ってやるとしよう。
あなた
さて、目的も1つ増えたことだし、できるだけ早く警察署まで送ってもらいたい
ニックス・リア
ああ、それはもちろん。だが、我からもいくつか聞きたいことがあるんだが…
あなた
悪いが警察署に着いてからにしてくれ。らだおも交えての方がいいだろう?

そう告げると皇帝と共にパトカーへと乗り込む。


感動的…とは言えないが、弟子との数年ぶりの再会である。


できることならゆっくりと話がしたいものだ。

















警察署に着くと、仁王立ちしたらだおが出迎えてくれた。


事故ってなくてよかったよ。
あなた
お前、仕事は?
青井 らだお
成瀬…同僚に頼みました

「押し付けた」の間違いでは?
あなた
…で、私に聞きたいことがあるんだろ?
青井 らだお
はい。ただ、外で話すのも何なので中にどうぞ
あなた
ああ、お邪魔するよ

そう言って警察署の扉を潜る。


もちろん、私の後には皇帝も続いている。


というか、今更だが一般人が入って大丈夫なのか?


ちゃんと上の人間に許可取ってるんだろうな?
青井 らだお
1階は他の署員も使うので2階に行きましょう
あっ!おい!らだお!

階段を登る途中、不意に下の階から声が聞こえた。


1階よりも更に下、どうやら地下からのようだ。
青井 らだお
成瀬〜?どした?
成瀬 力二
どした?じゃないが!
成瀬 力二
急に犯罪者対応押し付けてきたと思ったらそのままいなくなりやがって!

なるほど。


声の人物は先ほど言っていた「成瀬」だったか。


というか、やはりコイツ他のヤツに仕事押し付けたのか…
青井 らだお
別にいいじゃん。暇そうだったし
青井 らだお
それに成瀬もお金貰えるんだからwinwinじゃない?
成瀬 力二
お前この忙しさでよく「暇そう」とか言えたな!こっちも事件終わりでやっと手に入れた休憩だったんだよ!
あなた
…仲いいな、お前ら

はたから見れば喧嘩のようだが、彼らからは一切の怒気も嫌悪感も感じない。


喧嘩するほど仲が良いとか言うやつだろうか。
成瀬 力二
ん?アンタ誰すか?
そんな彼はこちらの存在に気づいたようで下から覗き上げてくる。


しかし、なんとも妙ちきりんな警官だな。


ペンギン頭の人間なんて犯罪者一歩手前ではないか?


ニャンコ・スキーといいこの街には随分と妙な格好のヤツが多いな。
成瀬 力二
警察じゃないっすよね?体験っすか?
青井 らだお
いや、この人は俺の師匠
成瀬 力二
は?
あなた
「元」だ。今は違う
成瀬 力二
は?え?待って、どゆこと?
ニックス・リア
それに関しては我も気になってるから今から聞きに行くとこだ
あなた
一緒に来るか?もちろんらだおが許可すればの話だが
青井 らだお
………まぁ別に聞かれたくないような話するつもりもないし来ても大丈夫だよ
成瀬 力二
え〜っと…まだ少し混乱してるけどせっかくなら俺も同席させてもらうわ

思いがけず人数が増えてしまったが、それだけらだおが周りから信頼されているということだろう。


そんな事を思いつつ2階に上がると、そこには私たち以外の誰一人もいない。


確かに話し合いには丁度いい場所だな。


さて、何から話してやるとしようか。









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