第13話

閃光一刀
39
2024/08/11 02:17 更新
風真いろは
くっ!
ジャイガー
どうしたどうした?
ジャイガー
逃げてばかりでは俺を倒せないぞ!
風真いろは
そんなのはわかってる!
刀と拳が混じり合うたびに火花が散る
ジャイガーの拳はまるで鉄のように硬かった
風真いろは
このままじゃ…押し切られる
風真いろは
でも、やるしかない!
ジャイガー
フフフ、そうこなくちゃ面白くないよなぁ
ジャイガー
さあ、俺に貴様の全力を見せてみろ!
風真いろは
ハァァァァァァァァァァ!!!
火威青
す、凄い
ギロン
あれが凄いだと?
火威青
ギロン…!
ギロン
慌てるな
ギロン
まだ試合は始まらないからな
火威青
それで凄くないっていうのは?
火威青
見てみなよ
火威青
あのジャイガーと渡り合ってるよ
ギロン
フン、風真の姓を名乗るのならもう少し鍛えてからのほうがよかったなあの小娘は
火威青
いろは先輩をバカにするな!
火威青
それじゃあ、そういうお前は何者なんだよ
ギロン
我は…
ギロン
風真家6代目当主「風真かざま清明きよあき
ギロン
まあ、あの小娘の先祖にあたるのか
火威青
え、じゃ、え?
火威青
ギロンは
火威青
…そんな
ギロン
驚くのも無理はないだろう
ギロン
風真家はもはやいろはのみとなってしまった
火威青
わかるんですか?
ギロン
…感じる
ギロン
一族の感というやつだ
ギロン
この世界にもう風真家は我といろはのみ
ギロン
フフフ、神を殺す前に一つやるべきことができたな
ギロン
(風真の血はここで絶やす)
ギロン
負けてくれるなよ
風真いろは
はぁっ!
ジャイガー
ふっ、そんな刀が通るとでも?
風真いろは
(やっぱり硬い)
風真いろは
(母上の様な剣なら)
ジャイガー
諦めるか?
ジャイガー
安心しろ
ジャイガー
苦しまない様に一瞬で殺してやる
風真いろは
それじゃあ、何も安心できないでござる…
風真いろは
絶対に勝つって決めたからには…
風真いろは
勝たなきゃいけないんでござる!
ジャイガー
いい心意気だな
ジャイガー
ならその心意気ごと貴様をへし折ってやる
ジャイガーが手の指をボキボキと鳴らしながらいろはに近づいてくる
風真いろは
(受けるのは無理…なら)
ジャイガー
くたばれ!
ジャイガーが拳を振り上げいろはに向かって拳を叩きつけようとした
風真いろは
(なら…集中して)
ヒュッ
ジャイガー
風真いろは
(避けるまで)
ジャイガー
もういっちょ!
しかしそれもいろはに簡単に避けられてしまう
ジャイガー
チッ、ちょこまかと鬱陶しい奴め!
ジャイガーノ猛攻を一度も刀で受けることなくいろはは淡々と拳を躱していく
ギロン
…ほぅ
風真いろは
(焦るな…隙を突け)
風真いろは
(やれる、絶対にやってみせるでござる)
ジャイガー
(クソっ!このガキィィィィィ!!!!)
ジャイガー
ぬぁァァァァァァァァァ!!!
風真いろは
(さらに速くなった)
風真いろは
(でも!)
ジャイガー
(なぜだ!なぜ当たらん!?)
風真いろは
その単調な攻撃
ジャイガー
風真いろは
いつまでも当たると思わないでほしいでござる
ジャイガー
貴様ァ…この俺をコケにするか
風真いろは
事実を述べたまで
いろはが刀を構え戦闘態勢をとる
ジャイガー
殺す
ジャイガーの拳がいろはの頭に当たる
その刹那
ギロン
なんだ……今のは
ジャイガーの腕辺りがピカッと光った
ジャイガー
あぁ?
ジャイガーは自分の腕から流れる鮮血を見て困惑した
風真いろは
どうしたんでござるか?
ジャイガー
(こ、この小娘)
風真いろは
まさか自分の腕を切り落とされるなんて
風真いろは
夢にも思っていなかったんでござるか?
ジャイガー
…!
風真いろは
さぁ、まだまだこれからでござるよ
ジャイガー
調子に乗るなよ
風真いろは
フッ
風真いろは
負け犬の遠吠えは虚しいでござるな
ジャイガー
(ブチッ
ジャイガー
この俺を本気で怒らせたな…小娘
ジャイガー
いいだろう
ジャイガー
俺の全てを用いて貴様を殺してやる

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