休暇後、新たなミッションをやるということで
練習生全員が集められた。
床に番号と練習生の名前が書いてあるらしいのだが
私の名前はいくら探しても見つからない。
順位の書いてないところに立って待っていると、扉が開いてイケメンが出てきた。
ファンミニョンさんだ。
本物だ。かっこいい。
ミニョンさんが言うには、
これからやるのはKvsGグループバトルで、
名前が書いてない人は12位までの人で、
1位の人から順にグループメンバーを決定出来る
らしい。
てかKとGまた対抗させるの
そろそろ飽きてきたんだけど。
ファンミニョン
「8位は、、あなた練習生です」
8、かぁ。
もちろん嬉しいんだけど、Gグループは12位圏内の女子練習生が私しかいなかったから、
唯一の女子練習生としてもっと高い順位をとりたい気持ちもある。
そこから課題曲7曲が発表されて、
メンバーを選ぶ時間に。
一瞬期待した。
だって私が女子練習生の中で一番実力も人気も
上なんだもん。(←正直)
でも確かにダンホンハイさんが選んだ練習生は
コンセプトがしっかり決まってて、
あそこに私が入っても浮く気がする。
佳汰くんに選ばれたのは良かったけど問題はそこじゃない。
男子練習生の人数が一人少ない状態で私を最後に呼んだということは、
選曲をKill This Loveにしたということだ。
その後もK、G共にメンバーを選んでいったけど、誰もKill This Loveをやりたがらない。
当たり前だろう、自分から見てもこんな実力者揃いのグループと戦いたくない。
ところがこの流れを変えたのがファニさん率いるグループ。
ジェリピの練習生とか背が高い練習生とか、ゴツいイメージがあって怖い。
けどみんなゴヌクみたいに良い人たちで可愛い赤ちゃんみたいなんだろうな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。