《なんやかんやお昼休み》
〈教室〉
キーンコーンカーンコーン…
そっか。
昼ごはんを買うために購買に行く人もいれば、自分でお弁当を作ってきてる人もいるのか。
せっかくだし…
購買、行ってみるか。
やばい。なんで言えば…いや、そもそも話せないんだから…
…
あ、メモ帳!
私はメモ帳を取り出し、シャーペンで丁寧かつ素早く文字を書いた。
購…買っと。
意外と優しい…?
ぶっきらぼうな人かと思ったらまさかの優男だった。
…ツンデレなのかな。
私は財布を握りしめ、購買へ向かった。
だが、私は知らなかった。
この選択を後から後悔することになるということを…
〈購買〉
あ、サンドイッチ!
?サンドイッチ…??
手に取って見てみたけど、野菜がほとんどない。
てりやきと卵のサンドイッチ。
後一個しか残ってないし。
いっか。食べられるだけマシだ。
そう思って、手に取ろうとした瞬間。
他の人もこのサンドイッチを狙っていたらしく、偶然手を重ねてしまった。
ジェスチャーでごめんなさい、と伝えると、私は早くこの場から離れようとした。
でっかい子供?
マジか。野菜が全部苦手な人ってこの世に存在したんだ。
いや、それは失礼すぎるな。
私はメモ帳をさっと取り出し、持っていたシャーペンで文字を書いた。
私はサンドイッチを渡し、メロンパンを受け取った。
まずい。
一刻でも早くこの場を去らなければ!
私はレジでメロンパンを買い、野菜が食べられない変な先輩?にお辞儀をした。
急いでるんだよこっちは!
名前?当ててみてくださいよ!それじゃ!
タッタッタッ…
〈図書館〉
とりあえず走ってきた。
いや、嘘。途中から疲れて早歩きできた。
確かに。
人がほとんどいないと言っても過言ではなさそうだ。
司書の先生もお昼休みに入ってて居ないし…
私は1番端っこの窓から学校を見渡せる席に座った。
片方の手ではメロンパンを持って食べ、もう片方の手ではスマホのプレイリストからお気に入りの音楽を探して、イヤホンを通して再生する。
思わずにこにこしてしまった。
いや、転校初日でこんなに上手く行くとは思わなかったんだもん。
絶対コミュニケーションで躓くと思ってたんだもん。
でも、白石さんや東雲さんのおかげで…(野菜が嫌いな変な先輩?も忘れずにね)
ふふ、すごく気分がいい!
ガタッ
急に隣から声が聞こえて、思わず転げ落ちてしまった。
イヤホンも外れてしまった。
あ、だめだこの人話聞いてない。
なるほど。神代先輩ね。
丁寧にふりがなまでつけた。
変な人っちゃ、変な人だけど…優しいのは変わりないな。
私は服装などを整えて、食事を再開した。
ドタドタドタドタ
なんか…ものすごい足音聞こえない?
あれ?なにかあったのかな。
耳を覚ましていると、聞き覚えのある声が聞こえた。
ガチャ
うぇ〜。なんかやばそうな人きた〜。

ま じ で す か 。
初めて60位いきました…
なんかとても感動です…(?)
♡と☆、本当にありがとうございます!とても励みになります。
なるべく更新、早くしますね。また会いましょう。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。