スマイル視点
ホントはジェットコースターとか苦手だが
きりやんが"行こう"って言ったんだ
きりやんに誘われたら行くしかないだろ
確かに何度も言うが俺はジェットコースターが苦手だ
でも今回はどうしても乗りたかった
きりやんとの遊園地の思い出を作りたかったから
だから苦手なものも乗ったんだ
きりやんに楽しんでほしくて
きりやんが楽しんでるとこを隣で見てたくて
きりやんは何かを言いかけたが
言うのをやめて代わりにこう言った
俺の呼び止める声を無視して
きりやんはずかずかと俺の前から消えていった
きりやん視点
何もかも上手くいかない
いつもそうだ
スマイルが無理をして俺と一緒いようとする
そのせいで後々苦手だと発覚する
それで心配した俺が怒る
俺はスマイルが好き
だからこそスマイルには元気でいてほしい
常に楽しんでいてほしい
幸せそうにいてほしい
それが俺のスマイルへの願い
でも全部空回りする
そうスマイルの声がした
……………って、は?スマイル??
もういい
この際だから言ってすっきりしよう
するとスマイルは何故か深呼吸をし、
そして俺の目を見てこう言った
と…
恋人…それは俺がどれほど憧れていた言葉か
やっと俺は両想いになれたのか
今日は上手くいく日だったのかもしれないな














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。