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第1話

252
2023/10/14 13:06









あなた
イエナーそこ固いな,もっと柔らかく



優しく包み込むような甘い歌声が響くレコーディング室。


あなた
そこもうちょっとはやくすると次の動線うまく行くよ


シューズと床が擦れ合い音を鳴らす練習室。


時刻は午後六時過ぎ、皆今日の練習が終わり今から合宿に帰ろうと荷物を背負う。


ハン
帰りスタバよってく?
あなた
行く~



StrayKids、9人組グループ、歌もダンスも全て自分達で手掛けている自立型アイドル、歌、ダンス、ラップ、そしてビジュアルにたけているメンバー、

そんな人気を誇っている中で唯一の女、それが私だった。


あなた
ハニそれ私の抹茶!!
ハン
一口あげるから!



もう既に私の抹茶にてをつけているジソナ、それを止めるスンミナで毎日がわちゃわちゃ。


あなた
stay~



今じゃみんな私を受け入れて応援してくれている、

もちろん最初は女が故に認められなかったこともあった。




{女がいるのやだ


{なんでナムジャグルにヨジャがいるの




自分でもわかっている、ナムジャアイドルグループであるのにも関わらず自分がここにいるのは間違っているのだと、

それでもチャニオッパが誘ってくれてうれしくて、皆デビューを勝ち取るために必死に努力してやっと掴めたのに実力がないと言われたことが許せなかった。

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