第5話

???
7
2024/01/02 15:00
死神「おや、■■さんじゃないですか。地上を見つめてどうしたんですか?」
↑画力に関しては諦めろ
???「ん…あぁ、静海殿でしたか。貴方様も知っての通り、私は昔地上に墜ちた身なもので、過去の思い出をおもいうかべていたのですよ。」
静海「なるほど、そうでしたか。…地上での記憶を「思い出」と称すなんて、独特な感性をお持ちなようで。」
???「ふふ…世の常識で判断すればそうですね。でも、常識と実際は違うのですよ。」
静海「あんな穢れだらけの地上を思うなんて…絶世の美女様は物好きなようだ。」
???「女と言うのは人の区分。私は死神ですよ。でも…」






???「…人の区分で呼ばれるのも、悪くないかもしれないですね。」
静海「全く、ご冗談を。帝一行に聞かれたら、次こそ地上に永久追放されますよ。」
静海「ほら、貴方の持ち場は魂の回収という汚れ仕事ではなく、未開の入江に魂を導く仕事ですよ。」
???「今では未開も何もないですけどね。あぁ、たまには海の神酒でも飲みたいなぁ…」
静海「お盆まで我慢ですよ。地上からの魂はよほどのことが無い限り途絶えませんからね。」
???「…しゃーない、もう少しの辛抱か…」
死神達は何気ない日常を送っていた。
気まぐれサイコパスが本性を出すまでは…

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