第29話

リンの物語(23)
45
2025/06/03 14:18 更新
ユキト
ユキト
リン…お前いつの間に…
リン
リン
あぁ、こっちでゲットした!
進化前のユキワラシをな?
ユキメノコ
ユキメノコ
メノ!
















































あたしはホウエンに戻って来てしばらくして、

ユキワラシをゲットした。















































今は進化して、ユキメノコになったけどな?

















































ユキト
ユキト
氷タイプはゲットしないって、
前に言ってなかったか?
リン
リン
…変わったんだよ。気が
ユキト
ユキト
そうか。何処で出会ったんだ?
リン
リン
…あれは事故に遭ったダイアが
まだ入院してた頃だ…

































































_____________________
































































































リン
リン
あ、ダイゴさん…
ダイゴ
ダイゴ
やあ、また会ったね
























































































数日間は面会謝絶状態が続いてたけど、

それでもあたしは1日でも早く

意識を取り戻したダイアに会いたくて

ダイアが入院してた病院に毎日通った。






























































その度にダイゴさんとほぼ毎回出くわしていた。

















































































ダイゴ
ダイゴ
…今日も会えないみたいだね
リン
リン
はい。ってかダイゴさん?
お父様も入院中なんですよね?
それなのに毎日のように
ダイアの病院に来て
大丈夫なんですか?
ダイゴ
ダイゴ
親父の方は大丈夫だよ!
ダイアちゃんのおかげで、
今はピンピンしている。
もうじき退院も近いだろう
リン
リン
それならいいんですけど…




































ダイアが助けたダイゴさんのお父様、

ツワブキ・ムクゲ社長もその頃はまだ

退院してなかったけど、それでも

ダイゴさんは時間を見つけては

ダイアの病院にも足を運んでくれていた。












































今思えば、ダイゴさんはもうその頃から

ダイアの事を意識していたのかもな。




























































リン
リン
あの…ダイゴさん…
ダイゴ
ダイゴ
…? 何だい?
リン
リン
ちょっとお願いがあって…
ダイゴ
ダイゴ
僕に出来る事なら
リン
リン
…あたし、今シンオウで
遠距離恋愛中の彼氏が
居るんですけど…
ダイゴ
ダイゴ
うん
リン
リン
彼は氷タイプの使い手なんです
ダイゴ
ダイゴ
氷タイプの使い手か
リン
リン
あたしのパートナーは
炎タイプのゴウカザルで、
けど彼は炎タイプ嫌いで
あたしは、彼と最初から
仲良かったわけではなく…
ダイゴ
ダイゴ
そうなんだね
リン
リン
あたしのゴウカザルを度々
悪く言われてムカついて、
だったら氷タイプなんて
意地でもゲットしない!
…そう思ってたんですが…。
実は彼、炎タイプに対する
トラウマがあって…
ダイゴ
ダイゴ
トラウマ…?
リン
リン
まあ、色々と…。
《ユキトの過去については
詳しく話す必要はないな。
今後ユキトがダイゴさんと
接点を持つかどうかなんて、
今はわからないし…》
ダイゴ
ダイゴ
…まあ、話したくないなら
それに関しては無理に聞かないよ
リン
リン
すみません…
ダイゴ
ダイゴ
それで? 僕にお願いって?











































































リン
リン
ホウエン地方で出会える、
氷タイプのポケモンが
出現する場所を知らないか
教えて欲しいんです…
ダイゴ
ダイゴ
ゲットしたいのかい?
氷タイプのポケモンを
リン
リン
…ちょっとでも彼に
寄り添いたくて…
ダイゴ
ダイゴ
なるほど…
リン
リン
場所だけ教えて頂けたら
あとは自分達でいきます!
あたしには空を飛べる
ムクホークも居るんで!
ダイゴ
ダイゴ
リン
リン
…? ご迷惑…でしたか…?













































いきなり唐突過ぎたか…?















































確か、ダイゴさんは鋼タイプのポケモンを

メインに連れているんだよな。




















































それなら、氷タイプにはあまり…。







































































































ダイゴ
ダイゴ
トクサネシティから
少し離れた場所にある、
浅瀬の洞穴という洞窟なら
氷タイプのポケモンが
生息しているよ!
リン
リン
本当ですか?
ダイゴ
ダイゴ
うん、でも時間帯によって
潮が満潮になる時間と
干潮になる時間があるから
気を付けるんだよ



































































_____________________
































































































リン
リン
それであたしはダイゴさんに
教えてもらった浅瀬の洞穴で
ユキワラシをゲットしたんだ!
ちょうどその時は干潮だった
ユキト
ユキト
そうだったのか。
…って、ちょっと待てよ?
お前、水ポケモン持ってたか?
確か、お前が住んでいる
ハジツゲタウンからだと
トクサネシティに向かうまで
波乗りが使えるポケモンが
必要じゃないのか?
ムクホークの空を飛ぶも、
1度でも訪れた事がある
場所じゃないと使えないだろ
リン
リン
あぁ、それなら問題ない!


















































そう。あたしは…。





















































































サメハダー
サメハダー
シャッテ!
ユキト
ユキト
サメハダー?
リン
リン
親父から貰った凄い釣り竿で
偶然釣れたのがコイツなんだ!
































































何の対策もせずに浅瀬の洞穴まで

向かったわけではない。

ユキトの言う通り、水タイプのポケモンを

持っていなかったあたしは…。








































































_____________________





































































































リンの義父
リンの義父
…ん
リン
リン
…? 何だ親父?


























































ゴウカザルはもちろん、シンオウでゲットした

ムクホークにレントラーを親父に見せると、

親父は突然あたしに凄い釣り竿を渡してきた。

















































































リンの義父
リンの義父
水タイプのポケモンも
ゲットしておいた方がいい
リン
リン
えっ…?
リンの義父
リンの義父
ホウエンにも色んなポケモンが
生息している。ホウエンの
ポケモンとも仲良くなれ。
もちろん、水タイプ以外もな
リン
リン
…親父…


















































































_____________________
































































































リン
リン
うわぁっ!? 何だコイツは?!





































































































親父から貰ったのは、珍しいポケモンが

釣れやすい凄い釣り竿だった為か、

そこでいきなりサメハダーを釣り上げたのだった。

























































































































リン
リン
コイツはサメハダーか。
炎タイプのゴウカザルだと、
相性では不利か…
ゴウカザル
ゴウカザル
ガウ!
リン
リン
お、いけるかゴウカザル?
ゴウカザル
ゴウカザル
ガウ!
リン
リン
わかった! お前を信じる!















































ゴウカザルとは相性の悪い水ポケモン。

しかもサメハダーの特性は鮫肌。

直接技で攻撃する度にゴウカザルの体力は

消耗していった。







































相性のいい電気タイプのレントラーに

何度も交代させようとしたあたしだけど、

それでもゴウカザルは最後まで

頑張ってくれたんだ。


















































































リン
リン
今だ! マッハパンチ!
















































































そしてゴウカザルのマッハパンチが決まり…。










































































リン
リン
いけ! モンスターボール!
























































ゴウカザルのおかげであたしは、ホウエンで

新たな仲間・サメハダーをゲットした。






























































































































_____________________













































































































リン
リン
サメハダーのおかげで
無事にあたしはトクサネまで
辿り着けたんだ。そこから
浅瀬の洞穴まで向かった
ユキト
ユキト
リン…お前、何でそこまで…
リン
リン
…それ、言わせんのかよ…
ユキト
ユキト
…?






































































シンオウに居た頃はユキトの事が

憎たらしかったのに…。

















































































リン
リン
…ユキト。あんたの大好きな
氷タイプのポケモンを
あたしもゲットする事で、
少しでもあんたの心に
寄り添いたいからだよ
ユキト
ユキト
…! リン…
















































































ユキトに突然抱きしめられるあたし。

















































ユキトと抱き合うのは、ホウエンに帰る際に

シンオウの船着き場で想いを通じ合わせた

あの日以来久々だった。




























































ユキト
ユキト
改めて思った。やっぱり、
俺はこれから先ずっと
お前以外愛せない事を…
リン
リン
…ユキト…














































それはあたしも同じだよユキト。




























































あたしはユキト以外愛せない。






















































ユキト
ユキト
愛してる。リン
リン
リン
あたしも…





























































使うポケモンは氷タイプ専門だとしても、

ユキト自身の心まで凍ってしまわないように

あたしが暖めてあげたい。


























































そう思いながら、あたしは初めて

ユキトとキスをしたのだった。

プリ小説オーディオドラマ