第22話

22話
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2026/06/27 06:32 更新





ミンジョン
聞きたい事がある


その声に。
○○の心臓が少しだけ速くなる


ミンジョンは深呼吸した



そして。

ミンジョン
もう一度だけ


言葉を選ぶ
慎重に。

ミンジョン
私にチャンスをくれない?


夜景の光が瞳に映る

以前みたいな曖昧な関係じゃなくて
逃げ道も作らず

ちゃんと向き合うために

ミンジョンはまっすぐ○○を見ていた

ミンジョン
今度はちゃんと大事にする
ミンジョン
傷つかないとは言えない
ミンジョン
私もまだ不器用だから
ミンジョン
でも逃げない
ミンジョン
それだけは約束する


その言葉に
○○は胸が熱くなるのを感じた

昔どうしても聞けなかった言葉

ずっと欲しかった言葉

そして今。


ようやくその言葉を聞いたのだった。

○○
…少しだけ、考える時間が欲しい


ミンジョン
いくらでも待つ







3日後___





その日は休日だった。

買い物を終えた○○は駅前を歩いていた。

昼過ぎ。

天気もいい。



ふと喉が渇いてカフェへ入る



窓側の席が空いているかな。

そんなことを考えながら店内を見渡して
思わず足を止めた

○○
あ……


少し離れた席

そこにいたのはミンジョンだった。


そして。
ジミン、えり、ニンニン

4人でテーブルを囲んでいる

○○は反射的に柱の影に隠れた


別に隠れる必要なんてない

でも、



なんとなく見つかりたくなかった

4人はまだ気づいていない
久しぶりに見る光景だった。


ただ一つだけ違うところがある

ミンジョンがずっと笑っている


そして○○の話をしている

ミンジョン
だからさ


ミンジョンがコーヒーを飲みながら言う。

ミンジョン
まじで可愛いんだって


ジミン
また始まった


ジミンの呆れた声。

えり
今日何回目?


今度はえり

ニンニン
6回目くらいじゃない?


ニンニンまで笑っている

ミンジョン
だって可愛いんだから仕方がないじゃん
ミンジョン
この前さ
ミンジョン
待ち合わせ場所に15分早く来たんだよ


ニンニン
だから何よ笑


ミンジョン
可愛くない?


みんな呆れている

えり
15分早く来たら可愛いって何よ笑


ミンジョン
だって○○だよ?
ミンジョン
可愛いに決まってるじゃん


3人が爆笑している

○○は顔を覆いたくなる


何その話


でもミンジョンはすごく楽しそうだった

ミンジョン
あとね


まだ続く

ミンジョン
この前コーヒー飲んでたんだけど
ミンジョン
苦くて変な顔してた


ジミン
うん


ミンジョン
可愛かった


ジミン
帰れ


ジミンが即答した

えり
本当に帰れ


ニンニン
惚気がうるさい


ミンジョン
あとさ


えり
まだあるの?


ミンジョン
ある


そして微笑む

今まで○○が見たことのないくらい優しい顔で。

ミンジョン
○○が笑うと安心するんだよね


3人が一瞬だけ静かになる
からかうのをやめる

ミンジョンの声が本気だと分かったから

ミンジョン
前はさ
ミンジョン
私のせいで泣かせてばっかだったから
ミンジョン
今笑ってるの見るとなんか嬉しい


○○の胸がぎゅっとなる



ミンジョンは気づいていない

○○が近くにいることを

だから全部本音だ。

誰かに見せるためじゃない

自慢するためでもない

ただ。



好きな人の話をしているだけ

本当に好きな人の話を




そう考えるだけで○○の胸の中にあった不安は解けていった気がした



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