休日の昼____
久しぶりに5人でご飯に行くことになった
ジミン
えり
ニンニン
ミンジョン
そして○○
お店に入ると店員に案内される
「こちらの席にどうぞ」
案内されたのは6人掛けの席で自然に考えれば3人と2人に分かれる。
そう思った瞬間ミンジョンが動いた
1番奥の席
有無を言わせない
○○が座った瞬間ミンジョンも当然のように隣に座る
結果
○○とミンジョン
向かいにジミン、えり、ニンニン
えりが呆れる。
ジミンも笑う。
ニンニンがサラッと暴露する
ミンジョンが睨む。
○○は思わず笑った
昼ご飯は楽しかった
4人とも話が面白い
特にジミンとえりが揃うとずっと喋っている
気づけば○○も会話に夢中になっていた
その時だった。
机の下で何かが触れる
服の袖。
誰かが引っ張っている。
顔を上げる
ミンジョンだった
ほんの少しだけ。
袖をつまんでいる
まるで子供みたいに
○○が見るとミンジョンは明らかに不満そうな顔をしていた
目が合う
すると、
もう一度だけ
クイッ。
袖を引っ張る
小声で聞く。
すると
全然別にじゃない顔だった
その様子を見て○○は吹き出しそうになる
完全に嫉妬していた
友達との会話に夢中になりすぎて
自分見てくれないから。
それが面白くて少しだけ可愛かった
数日後___
また5人で集まった時だった。
ニンニンが急に言う
○○は首を傾げる
歌?
するとえりも続ける。
会話についていけない
その顔に気づいたのかジミンが笑った
○○は驚く
その瞬間
ミンジョンが露骨に目を逸らした
怪しい
かなり怪しい
聞くと
ミンジョンは少しだけ顔をしかめた
全員が固まる
そして。
爆笑した
散々だった
ミンジョンは本気で嫌そうな顔をしている
その反応で余計に笑われた
そしてその帰り
えりがこっそり○○は近づいてくる
小さな紙を渡された
日時と場所。
そう言って笑った
そして迎えた当日。
○○は少し迷いながらその場所へ向かった
中へ入る
すると
思っていたのと全然違った
店の奥
小さなステージ
照明
音響
まるでライブハウスみたいだった
そして。
ステージに4人が現れる
歓声が上がる
音楽が流れる
その瞬間
○○は息を呑んだ
ミンジョンだった
でもいつものミンジョンじゃない
ダンスは鋭く一つ一つの動きに迷いがない
歌声も
低音は深く
高音は綺麗に伸びる
そして何より圧倒的だった
目を奪われる
気づけば瞬きするのを忘れていた
ステージの上のミンジョンは、夜の街で見た誰よりも綺麗だった。
そして○○は思う
私はまだこの人のことを全然知らなかったんだな、と
その時、
ステージ上のミンジョンがふと客席を見る
何気なく
いつもの癖みたいに
そして
○○を見つけた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。