第25話

25話
108
2026/07/01 14:16 更新


休日の昼____

久しぶりに5人でご飯に行くことになった

ジミン
えり
ニンニン
ミンジョン
そして○○


お店に入ると店員に案内される


「こちらの席にどうぞ」


案内されたのは6人掛けの席で自然に考えれば3人と2人に分かれる。



そう思った瞬間ミンジョンが動いた

ミンジョン
○○こっち


1番奥の席

○○
え?


ミンジョン
こっち


有無を言わせない

○○が座った瞬間ミンジョンも当然のように隣に座る




結果
○○とミンジョン
向かいにジミン、えり、ニンニン

えり
また始まった


えりが呆れる。

ジミン
椅子取りゲーム強すぎる


ジミンも笑う。

ニンニン
最近隣以外嫌なんだよね


ニンニンがサラッと暴露する

ミンジョン
ニンニン


ミンジョンが睨む。

○○は思わず笑った

昼ご飯は楽しかった
4人とも話が面白い

特にジミンとえりが揃うとずっと喋っている

気づけば○○も会話に夢中になっていた




その時だった。

机の下で何かが触れる

○○



服の袖。
誰かが引っ張っている。

顔を上げる

ミンジョンだった




ほんの少しだけ。
袖をつまんでいる

まるで子供みたいに


○○が見るとミンジョンは明らかに不満そうな顔をしていた


目が合う

すると、
もう一度だけ

クイッ。

袖を引っ張る

○○
何してるの?


小声で聞く。

すると

ミンジョン
別に


全然別にじゃない顔だった

その様子を見て○○は吹き出しそうになる

完全に嫉妬していた
友達との会話に夢中になりすぎて
自分見てくれないから。

それが面白くて少しだけ可愛かった




数日後___


また5人で集まった時だった。
ニンニンが急に言う

ニンニン
そういえばミンジョン


ミンジョン
ん?


ニンニン
いつ歌いにくるの?


○○は首を傾げる
歌?


するとえりも続ける。

えり
最近全然来ないじゃん
えり
みんな寂しがってるよ


ミンジョン
そう?


えり
そうだよ


会話についていけない

その顔に気づいたのかジミンが笑った

ジミン
○○知らないんだ


○○
何を?


ジミン
私たちたまに別のお店でパフォーマンスしてるの


○○
え?


○○は驚く

○○
そうなの?


その瞬間

ミンジョンが露骨に目を逸らした

ミンジョン
……


怪しい

かなり怪しい

○○
何で言わなかったの?


聞くと

ミンジョンは少しだけ顔をしかめた

ミンジョン
別に


○○
別に?


ミンジョン
…恥ずかしいから


全員が固まる

そして。
爆笑した

ジミン
今なんて?


えり
聞き間違い?


ニンニン
ミンジョンが恥ずかしい?


えり
世界終わる?


散々だった
ミンジョンは本気で嫌そうな顔をしている

その反応で余計に笑われた


そしてその帰り

えりがこっそり○○は近づいてくる

えり
ねぇ


○○
ん?


えり
次ね


小さな紙を渡された

日時と場所。

えり
よかったら来て


○○
え?


えり
ミンジョンには内緒ね


そう言って笑った






そして迎えた当日。

○○は少し迷いながらその場所へ向かった



中へ入る
すると

思っていたのと全然違った


店の奥
小さなステージ
照明
音響

まるでライブハウスみたいだった




そして。


ステージに4人が現れる

歓声が上がる

音楽が流れる

その瞬間
○○は息を呑んだ


ミンジョンだった
でもいつものミンジョンじゃない


ダンスは鋭く一つ一つの動きに迷いがない

歌声も
低音は深く
高音は綺麗に伸びる



そして何より圧倒的だった
目を奪われる
気づけば瞬きするのを忘れていた
ステージの上のミンジョンは、夜の街で見た誰よりも綺麗だった。



そして○○は思う
私はまだこの人のことを全然知らなかったんだな、と


その時、
ステージ上のミンジョンがふと客席を見る

何気なく

いつもの癖みたいに

そして



○○を見つけた





プリ小説オーディオドラマ