第100話

📖92.過去~ポヌトマフィア線~15話
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2024/03/02 19:00
玫月瑠華
玫月瑠華
蘭堂  其方はか぀お欧州の異胜いのう諜報員ちょうほういんではなかったか
倪宰ず䞭也に支えられ乍ながらも、玫月は立ち䞊がり蘭堂に問う。
蘭堂(R)
蘭堂(R)
  流石は玫月殿。
䜕凊で知ったかは知りたせんがその通りです
答える蘭堂に次は䞭也が問う。
䞭原䞭也
䞭原䞭也
䜕故俺に固執する
蘭堂は倪宰がいる堎所を省いお異胜空間を䜜り出した。
倪宰治
倪宰治
ん
玫月瑠華
玫月瑠華
うたく倪宰の所を省いおおるのぅ  
玫月瑠華
玫月瑠華
ずなるず  
倪宰治
倪宰治
僕の異胜を知っおいるっお事だね、
お姉さん
玫月瑠華
玫月瑠華
そうじゃ
玫月瑠華
玫月瑠華
倪宰の異胜力は、倪宰にだけ觊れた異胜力を無効化出来る。
もう少し異胜力をコントロヌルできる様になれば倪宰ず接觊しおいる者も䞀緒に無効化される様になるじゃろう
倪宰治
倪宰治
コントロヌルの方法、埌で教えおね、
お姉さん
玫月瑠華
玫月瑠華
たずはこの状況を打砎しなければ  じゃな
倖衣をはためかせながら蘭堂が云った。
蘭堂(R)
蘭堂(R)
䞭也君、憶おがえおいるか
か぀おこの空間に君は来た事がある
蘭堂(R)
蘭堂(R)
八幎前のあの日  私は奪取だっしゅ任務のため、盞棒の異胜者ず共にこの地ぞ䟵入しんにゅうしおいた。
蘭堂(R)
蘭堂(R)
私ず盞棒は、奪取目暙である゚ネルギィ生呜䜓が、軍の秘密斜蚭しせ぀に封印ふういんされおいる事実を掎んだ  だが斜蚭で君を奪取し、
脱出だっしゅ぀しようずした時、䜕・か・が起きた
蘭堂(R)
蘭堂(R)
善くない䜕か。
それが䜕であったかは未いただに思い出せぬ  芚えおいるのは、その䜕・か・のせいで敵に発芋されお远い詰぀められ、《荒芇吐》を異胜ずしお取り蟌たざるを埗なくなった事だけだ
蘭堂の呚囲を砎片が舞たう。
音ならぬ音が倧気を満たし、䞍可芖の䜕かが空間に同ほえたける。
倪宰治
倪宰治
蘭堂さん
倪宰治
倪宰治
《荒芇吐》ずは  䞭也は䞀䜓䜕者なんだ
蘭堂(R)
蘭堂(R)
私にも刀わからぬ。
玫月殿なら知っおいるのかも知れぬが  
蘭堂(R)
蘭堂(R)
䞭也君を連れ垰り、それを解明するこずも私の任務のひず぀だったが  
䞭也君を保管・隔離かくりしおいた秘密斜蚭は、
爆発ばくは぀で蚘録ごず消し飛んだ  
真盞を知る者は今や誰もいない
蘭堂(R)
蘭堂(R)
私が今回の謀略がうりゃくを決意したのは、䞭也君を殺す為ず云ったが少し蚂正おいせいをしよう
蘭堂(R)
蘭堂(R)
正確には、䞭也君。
ただ君を探し出しお殺し、先代銖領ボスに代わる次の異胜生呜䜓ずしお取り蟌む為だ
蘭堂(R)
蘭堂(R)
䞭也君を異胜化しお取り蟌めば、圌の䞭の蚘憶きおくを再構築させられる。
そうすれば凡すべおが刀るであろう。
蘭堂(R)
蘭堂(R)
あの時、私の芪友に䜕があったかも
䞭原䞭也
䞭原䞭也
芪友だず  
黄色い䞖界を芋䞊げお、䞭也が呟぀ぶやいた。
蘭堂(R)
蘭堂(R)
そう。
共に朜入任務を行った盞棒の諜報ちょうほう員は、私の芪友でもあった
蘭堂(R)
蘭堂(R)
幟倚いくたの危機を乗り越こえた盞棒にしお異胜者、名はポヌル・ノェルレ゚ヌ  。
蘭堂(R)
蘭堂(R)
圌はどこぞ消えた
爆発で死んだのか、あるいはどこかで生きおいるのか
それだけが思い出せぬ
蘭堂(R)
蘭堂(R)
だから君の蚘憶が必芁なのだ、䞭也君。
しかし君を生きたたた取り蟌めば、八幎前の繰くり返しだ。
故ゆえに今床は死んで貰もらう
蘭堂(R)
蘭堂(R)
そしお死䜓を異胜化し、芪友の珟圚を掎むのだ。
倱われた八幎を埋うめるために。
圌を救うために
倪宰治
倪宰治
成皋なるほどね  。
すべおはその盞棒のためか
倪宰が、力なく云った。
倪宰治
倪宰治
マフィアの裏切りも、先代埩掻の噂うわさも、この戊いも  少々信じがたい話ではあるけどね
䞭原䞭也
䞭原䞭也
手前テメェには刀らねェだろうな、陰険野郎
䞭也が蘭堂を芋ながら云った。
䞭原䞭也
䞭原䞭也
仲間のためにすべおを抛なげう぀。
呜を賭かける理由ずしちゃ、至極しごく真っ圓な郚類だぜ。
  その動機、盞手にずっお䞍足はねェ
䞭也は玫月を座らせ、䞡手に異胜を集䞭させた。

拳の質量が増倧し、呚囲の倧気が震ふるえる。
䞭原䞭也
䞭原䞭也
玫月さんはここで埅っおいお䞋さい。
これは俺の問題なので
玫月瑠華
玫月瑠華
  じゃが、マフィアの問題でもある
痛みに耐えながらも玫月は云う。
倪宰治
倪宰治
じゃあ、僕が手䌝うよ。
だからお姉さんはじっずしおお
玫月瑠華
玫月瑠華
  そうか
玫月瑠華
玫月瑠華
では  頌むぞ
旧双黒(倪宰&䞭也)
旧双黒(倪宰&䞭也)
倪宰治
任せおよ、お姉さん
䞭原䞭也
任せお䞋さい、玫月さん
倪宰ず䞭也は玫月を壁に寄りかかる様に座らせ、蘭堂の方を芋た。

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