どうも皆さんこんにちわ!コネシマです!今の状況は…
グルッペンにショッピくんの履歴書見せられてますね!俺と出身地からなにから全部違うのになんで俺に聞くんですか!?
…そう言う俺も入軍試験で提出したのは偽造しまくりのやつやったわ
いやでも、俺が適当に書いたヤツとも被ってへんしな
グルッペンが興味を持った理由とショッピがここに入隊する理由を知りたいがために話を続ける
イヤイヤイヤ、こんなん100スパイで100俺を殺しに来てるやん!いや俺も大分怪しい入隊したけども!俺はただの逃亡やからね!?スパイしに来たわけやないから!隠れ蓑に使っとるだけやから!
なんか微妙にバレてる気がするし!
わざと大きな音を立てて扉を閉めてから少し後悔した。悪いのはグルッペンやなくて俺なのに、グルッペンを巻き込んで危ない目にあわせようとしているのは俺のせいなのに
グルッペンに怒鳴ったことは多々あるけれど、あくまで遊びの延長線で、あんなに本気で怒っては事実だと認めたもののように見えただろう
スパイよりタチの悪いもの
それは戦争の火種
戦う理由
そこに正当性なんて必要ない
俺の祖国が力をつけ始めている
俺のことを『形だけ』連れ戻そうとしている
あいつらはここに攻め込むつもりだ
俺に戻る気がないことがバレているのだろう
『誘拐された王の弟を救い出すための正義の戦争』
王位継承権のない2番目の子供でも、それなりの価値はある
ショッピはそのための布石と言う辺りか
「あんなに第二王子に懐いていた男が彼を殺すわけがない」
そんな魂胆が見え透いている
祖国へ戻れば戦争を防げるとまでは断言しない
けれど、すぐさま戦争が起こることは防げる
ただ、俺が軟禁されるだけ
元のお飾りに戻るだけ
……………
それが嫌だったから、逃げ出したのにな
隠密部隊に入ったショッピはゾムの部隊で一般兵にまじって訓練をしている。廊下からそれを眺めていると隠密部隊…俺の部隊と隠密部隊を掛け持っている隊員がショッピとの組手を止めてこちらに向けて手を振った
応じて片手を少し上げると、彼は遠目でも分かるほど嬉しそうに両の手を振りだした。何人かが何事かとこちらを見て俺に向かって小さくだったり大きくだったりと手を振る。なんだか嬉しくてそのまま彼らを見ていると、ふといつの間にか手を振る集団からショッピが離れていることに気がついた。傍目にはゾムの側に移動しただけ。けれどゾムと話すわけでなく、そこに意味もなく移動したように見える。
じっと俺を昔からの無表情で見つめるショッピはなにか言いたいことがありそうだった
………
いや、何のために話しかけたと思っとるんや。黙っとる場合ちゃうぞ
サインを書いている手をはやる気持ちを抑えて見ているとその手が最後の一文字で止まる
トントンに書類を提出する途中、何度も考えた。
これは本当に正しい選択なのか
俺の隊に入れて、ショッピにとってはプラスになるのか
もしかしたら、ショッピ1人でなんとか出来るのではないか
俺がやっているのはただのお節介なんじゃないか
けど、ショッピを助けたい
この国のみんなも助けたい
なら、選択肢を増やすためにもこれが良いはずだ
本当に困ったことになったら、ショッピに頼んで俺を祖国へ連れていってもらえばいい
そうすれば、時間を稼げる
そうすれば、みんなが助かる
そうなったら、俺は飼い殺される
皆のために死ねるなら、それも良いかもしれない
トントンから返された書類を片手に食堂へ向かうと、思った通りショッピがいた。隠密部隊の同期たちとそこそこ会話をしながら定食をつついている。ここからだとショッピの姿はほとんど背中しか見えない。気付かれて逃げられるよりはましだ。気配を殺しつつもショッピたちの机へと向かった。
当然だが、ショッピと昼飯を食べていた隠密部隊の隊員たちはすぐに気がつき姿勢を正す。ショッピもそれに気が付き、こちらを振り返ろうとしたため小走りでショッピの前に書類を叩き付けるように置いた。これで逃げられない。
ショッピは真顔だ。ただ、目が酷く揺れながら同期たちと手元の資料を行ったりきたりして、同期たちはそんな視線に困ったように俺とショッピを交互に見ている。どうしたらいいか分からないのだろう。手で静かに席を外させる。
やっと口を開いたショッピは、自分の斜め前を見ながら話している。目線を合わせる気はないらしい
自分の隊の隊員なら多少は融通がきく。隊員にしてしまえれば、俺はショッピを守ってやれる
時間があるわけではない。俺の行く末を決めるためにも取れる駒は早く、多く取らなければ。ショッピを味方に出来れば、もしかしたら最悪は防げるかもしれない。
ショッピの手を掴む。
その細い手首に何かがあった。
これがショッピの枷だ。直感的にそう感じた。
最近の自国の改発品なんぞ知らないが、話には聞いたことがある。体内にいれるタイプのGPSか、盗聴機か。
俺に何も言ってこないのも、ここから離れることもないのも、これのせいだ。
しんぺい神のところに行こう。しんぺい神なら取ってくれるに違いない。けど、それをここで話すのはバレる可能性が高い。引っ張っていけば怪しまれない…よな?
ショッピの腕を引っ張り医務室へ向かおうとする。と、後ろでけたたましい音がなった。何が起きたのか確かめようと振り返った時にはショッピは俺の横をすり抜け逃げていってしまった。ショッピは机を倒して俺の気を引きつけたらしい。陶器製の皿は割れ、ガラスコップも粉々だ。ショッピを追いかけようと扉のほうへ向かうと、後ろから声が掛かった。ショッピの同期の一人が、怯えるような表情で俺の事を見上げてくる
「こ、これが良いことかは分かりませんが、今は止めてあげて下さい。今は…踏み込まないであげて下さい。お願いします」
軍の規則を持ってこられるとは。そう言われると引くしかない。頷くと彼は安心したような顔をして、ショッピが倒した机の片付けを始めた。走ってきた食堂のおばちゃんからビニール袋を受け取り同じように皿の欠片や食べ物の残骸を片付ける。
俺がやったことは、間違いだったんだろうか
手で作ったのは長さ1センチほどの輪。それを見た大先生は考え込む。
大先生の言うことが正しいなら、アレはもうその機能を失っている…ということだろうか
ほとんど反射で出た声は想像よりも大きく、慌てて口を押さえる。そんな俺に抑えきれないとばかりに喉奥で笑い声をたてながら机に置かれていたパソコンを操作する。
あまりいい噂を聞かない国の名前が出てきた。あそこって他国の技術をパクってばっかやなかったか?
これ以上話し続けるのは分が悪い、ので早期撤退!とばかりに部屋を早歩きで立ち去る
どうするべきか、俺には判別できない
ただ、ショッピの腕にあったのは盗聴器で間違いないだろう。ならアレをどうにかして取り除くか、祖国にバレないよう過ごすことが必要だ
…グルッペンなら、何とかしてくれるだろうか
書類が減ってきた頃合いを見計らい、グルッペンに話しかけると、持っていたペンで応接用のソファーを指される。大人しくそこに座って待つこと数分。ペンを置いたグルッペンは伸びをひとつしてから立ち上がり俺の前に置かれたソファーに座った
目を閉じ、大きく息を吐いたグルッペンからは感情が読み取れない
状況と言動からの推測。ほとんど間違いではないはずだ
グルッペンの大きなため息が威圧感を持って吐き出される。我等が総統なら何とかしてくれるという願望じみた考えだ
ダメ押しとばかりにグルッペンの目を見て言ってやると、目に手を当て上を向いてしまう
空を見上げたまま動かないグルッペンの言葉を待っていると、接続音と共にゾムの声が聞こえてきた
心当たりしかない。この場では引くしかないか
通信が切れ、静寂が訪れる
グルッペンはまだ動かない
動かないグルッペンをじっと見つめると、微かに動いた手のひらの下から覗く眼と眼が合う
ビシィッと指を突き付けられ困惑するままに部屋を出る。なぜ帰らされるのかは全くわからないが、グルッペンのことだ。何かしらの考えをくれるはず
少し軽くなった心を引き摺り自室への道を歩いた
定例の幹部会議。何があるともなくいつも通り過ぎていく退屈な時間だと思っていた
珍しく手を上げたグルッペンに皆の視線が集まる。
その視線をうけながら何でもないことのように
【お知らせ】を口にした
以上、かいさ~ん。と席を立って部屋を出ていくグルッペンに全員の開いた口が塞がらない。比較的、グルッペンの奇行に馴れたトントンとオスマンが慌てて大声を上げながら追い掛けていくが、グルッペンに耳を貸す気は無いようだ
トントン、オスマンと入れ違いに中に入ってきた一般兵は持っていたプリントを机の上に置きそそくさと退散していった。総統直々の命令に逆らうことの出来なかった哀れな一般兵の持ってきたプリントには、ショッピを幹部にすることと、いくつかの部隊に副隊長として入隊することが書かれていた
その中には俺の部隊の名もある
詰め寄ってくるゾムにこちらから距離を詰め、目の前で叫んでやる
そのまま乱闘となり、結局は総統の決定だからとゾムが折れる形で収まった。
あ、今の笑顔、顔がひきつってまったな
皆さんこんにちわ。作者です
取り敢えずスライディング土下座きめますね
三三三( ノ;_ _)ノ<ドゲザァ!
考えてみたらカプセル程度の大きさに収まるGPS&盗聴器ってなに?
あ、開発したのはチーノです
とにかく爆弾の小型化を極めた結果の産物で特許は国が持ってるのでチーノには一銭も入りません
んなこと話してる場合じゃねぇ
この間にもこのシリーズを置きに入りしてくれてる人が忘れていっているというのに!
前作と空いた理由?チーノとショッピの完成度が高すぎた
あの2人のバックストーリーはモリモリに盛り上げたから筆は早く進んだだけです
あと過去の話しと辻褄を合わせるためにあれこれ調べてたからです
とにかく話を膨らませ過ぎた
あと過去を語ってないのは
トントン
ひとらんらん
オスマン
エーミール
ですね
正直オスマン以外の過去書ける気がしない
トントンは設定集のトントンだし
ひとらんらんは平和だし
エーミールは作者にもわけわかんなくなってるし
オスマンもどちらかと言うと過去が膨らんでないタイプの人なんだけどね
大先生の前髪だけでも設定を途中で変えたから変な風になってるし
大先生回をもう一回やりたいくらい
大先生の前髪問題はどうにもならん気がするけど
そういえば、久しぶりに出た星国。書いてたときは大先生の祖国でした。今やチーノの祖国ですよ…
大先生スパイ設定だったときの遺物が使えて良かった良かったです
まぁ…色々書き連ねましたがそろそろ終わりが近いと言うことです
もしかしたら、もしかしたら!オスマン過去や大先生過去part2があるかもしれないくらいです
一応連載中にはしておきますが、新しい話にも浮気し出しているので続きはあまり期待しないで待っててください
次の話書けたときには1年とか余裕で立ってそうで怖い
次の話か、別の話かはわかりませんが。またいつか












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。