切島side
轟「ここにこれだけ教師陣が集まるって事は、学校全体に仕掛けて来たってことじゃなさそうだ」
切島「そうだな。俺、緑谷の様子見てくるわ!爆豪、ちょっとあなた頼む。落とすなよ」
俺はそう言い、爆豪にあなたを預ける。
爆豪「落とさねぇわ!!」
俺は緑谷達のもとまで走った。
切島「緑谷ぁ!!」
緑谷「切島くん………!」
切島「大丈夫か!?」
オールマイト(切島少年!!なんて素晴らしい心持ち!!しかし待って!バレてしまう!やばい待って、くっそおぉ!!)
緑谷「切島くん待_______……」
緑谷が慌てながら何か言いかけたその時………。
ズッ
目の前に壁が現れた。
セメントス「生徒の安否を確認したいから、ゲート前に集まってくれ。ケガ人の方はこちらで対処するよ」
切島「そりゃそうだ!ラジャっす!!」
俺はそれを聞き、爆豪達のとこへ戻った。
切島「おーい、ゲート前に集合だってさ!それに早くあなたの事診てもらわねぇと!」
俺たちはゲート前に移動し、そこであなたを預けた。
もうその時には、あなたの意識はなかった。
抱えた時のあなたの軽さ………。
それがまだ腕に残ってる。
自分より弱いであろう力、そして小さい身体。
それが身を挺して爆豪を守った。
ギュ
俺は拳を握りしめた。
俺は…………もっと強くならなきゃいけねぇ。
仲間を……….守れるくらい!
・
・
・
ズズ……
死柄木「ってぇ………両腕両脚撃たれた………完敗だ……脳無もやられた。手下共は瞬殺だ………子供も強かった………平和の象徴は健在だった………!話が違うぞ先生………」
?<違わないよ。ただ見通しが甘かったね>
?<うむ………なめすぎたな。敵連合なんちゅうチープな団体名で良かったわい。ところでワシと先生の共作、脳無は?>
?<回収してないのかい?>
黒霧「吹き飛ばされました」
?<何!?>
黒霧「正確な位置座標を把握できなければ、いくらワープとはいえ探せないのです。そのような時間も取れなかった」
?<せっかくオールマイト並みのパワーにしたのに………>
?<まァ……仕方ないか……残念>
死柄木「パワー………そうだ………一人……オールマイト並みの速さを持つ子供がいたな………」
?<…………へぇ>
死柄木「あの邪魔が無ければオールマイトを殺せたかもしれない………ガキがっ………ガキ……!」
?<悔やんでも仕方ない!今回だって決して無駄ではなかったハズだ>
死柄木「…………そうだ。先生………あなたが居た」
?<おぉ………やっぱりか。彼女は可哀想な子だ。この抑圧された社会で一人苦しんでいる。誰も彼女を救けはしない……………だから弔、君が救けてあげるんだ>
死柄木「俺が………救ける……?」
?<あぁ。その為に精鋭を集めよう!じっくり時間をかけて!我々は自由に動けない!だから、君のような"シンボル"が必要なんだ。死柄木弔!!次こそ君と言う恐怖を世に知らしめろ!>
・
・
・
?「16……17……18……19………両脚重傷の彼とさっき運ばれた彼女を除いて………ほぼ全員無事か」
ポン
葉隠「尾白くん……今度は燃えてたんだってね。一人で………強かったんだね」
尾白「皆一人だと思ってたよ俺………ヒット&アウェイで凌いでたよ………葉隠さんはどこにいたんだ?」
葉隠「土砂のとこ!轟くんクソ強くてびっくりしちゃった」
尾白「なんにせよブジでよかったね」
轟(凍らすところだった。危ねぇ………)
キラキラ
青山「僕がいたとこはね…………どこだったと思う!?」
常闇「そうか。やはり皆のとこもチンピラ同然だったか」
切島「ガキだとナメられたんだ」
青山「何処だと________……」
瀬呂「ドームに穴開けたの、やっぱりオールマイトだったのか」
砂藤「とんでもねぇパワーだ」
障子「ああ。流石だな」
青山「何処だと思う!?」
蛙吹「………何処?」
青山「秘密さ!!」
?「とりあえず生徒らは教室へ戻ってもらおう。すぐ事情聴取ってわけにもいかんだろ」
蛙吹「刑事さん。相澤先生は………?」
<両腕粉砕骨折。顔面骨折…………幸い脳系の損傷は見受けられません。ただ………眼窩底骨が粉々になってまして…………眼に何かしらの後遺症が残る可能性もあります>
?「だそうだ………」
蛙吹「ケロ………」
峰田「そんな………」
芦戸「13号先生は?」
?「治療は終わってる。背中から上腕にかけての裂傷が酷いが、命に別状なし」
「「ハァ………」」
?「オールマイトも同じく命に別状なし。リカバリーガールの治癒で充分処置可能とのこと。保健室にいるよ」
切島「あなたは?」
?「さっきの子ね。頭部を5針縫って、その後ケガによる発熱が始まったとの事だけど、大丈夫。彼女も命に別状なしだ」
切島「そうっスか」
耳郎「よかった……」
麗日「デクくん………」
飯田「緑谷くんは………!?」
?「緑………ああ。彼も保健室の治療で間に合うそうだ」
麗日「よかった」
?「さぁ教室へ戻って」
「「「「「はい」」」」」
そして、俺たちは刑事さんの指示で教室へ戻った。
緑谷side
保健室________。
リカバリーガール「今回は事情が事情なだけに、小言も言えないね」
オールマイト「多分だが………私また活動限界早まったかな…………一時間くらいはまだ欲しいが………」
緑谷「オールマイト………!」
オールマイト「まー仕方ないさ!こう言うこともある!」
細いオールマイトのその背中に、僕は何も言えなかった。
その時…………。
ガラガラ
?「失礼します………オールマイト久しぶり!」
オールマイト「塚内くん!!君もこっちに来てたのか!!」
入って来た刑事さん。
その刑事さんとそのままの姿で話すオールマイト。
緑谷「オールマイト……!いいんですか!?姿が………」
オールマイト「ああ!大丈夫さ!何故って!?彼は最も仲良しの警官。塚内直正くんだからさ!」
塚内「ハハッ。なんだその紹介。早速で悪いがオールマイト、敵について詳しく………」
オールマイト「待った。待ってくれ。それより………生徒は皆無事か!?相澤……イレイザーヘッドと13号は!!」
塚内「生徒はそこの彼以外で、一人あなたが運ばれたけど命に別状なし。他も軽傷数名。教師2人もとりあえず命に別状なしだ」
それを聞き、安心した。
オールマイト「そうか」
塚内「3人のヒーローが身を挺していなければ、生徒らも無事じゃあいられなかったろうな」
オールマイト「一つ違うぜ塚内くん。生徒たちもまた戦い、身を挺した!!こんなにも早く実践を経験し、生き残り、大人の世界を、恐怖を知った1年生などいままであっただろうか!?敵も馬鹿なことをした。1-Aは強い。強いヒーローになるぞ!!私は………そう確信しているよ」
その言葉に、僕は拳を握りしめた。
そして真っ直ぐオールマイトを見た。
親指を立てるオールマイト。
僕たちはここ雄英で…………。
もっともっと強くならなきゃいけない!
憧れの、最高のヒーローになる為に!!











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。