第20話

少しだけ
339
2025/07/02 08:00 更新
あなた
…もう私が持たないみたい
乙骨 優太
え?
あなた
領域が壊れていってる
五条悟
呪力切れかな?
あなた
違う、体のほうに限界が来たの
悠二
あなた…
あなた
目が覚めたらまた、
あなた
お話続きしようね



私は笑って、

だんだんと薄れていく意識を手放した。
優太side
乙骨 優太
あなたちゃん!!
乙骨 優太
先生っ!
五条悟
大丈夫、気絶してるだけだよ
五条悟
さ、悠二も優太も
五条悟
高専に戻ろうか
悠二
押忍!


僕はあなたちゃんを抱きかかえながら

高専まで五条先生の力を使わせてもらって瞬間移動した。


自分の腕の中にいる彼女は、思ったよりも小さくて

今すぐにでも消えてしまいそうなくらいに儚く美しかった。



それから保健室のベッドにそっと寝かせて


僕は何となく、あなたちゃんの頬に優しくキスを落とした。
乙骨 優太
You are more important than love



そんな恥ずかしくてベタなセリフを

誰も聞いていないと信じてつぶやいてみた。
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