第24話

愛していたい
323
2025/07/05 23:07 更新
あなたside


あなた
っは
あなた
……何処、ここ


目が覚めると、薄暗くて

消毒液の匂いのする部屋のベッドで眠っていた。



ゆっくりとベッドから立ち上がってみると、

近くにある棚に、みんなが持って来てくれたであろう物達が置かれている
あなた
あ、薔薇
あなた
……懐かしいなぁ


"あの人"がいつか、

ピンク薔薇を七本持ってきてくれたっけ
あなた
みんな、何処だろう

私は、おぼつかない足取りで

その部屋を出た。


あなたsideEND
乙骨side
乙骨 優太
まだ目が覚めないね、
……そうですね




あなたちゃんが眠って丁度二週間。

彼女は一向に目覚める気配を見せてはくれなかった。


今日は、保健室へ向かう途中に偶々会った

伏黒くんとお見舞いに行くことにした。
乙骨 優太
心配だな…
アイツは、

いきなり話し始める伏黒くん
あなたはいい奴だった
心から穢れを知らなかった、優しい子なんです
乙骨 優太
…そうだね
自分の為じゃない誰かのために、自分が傷つく何てことは
誰にでもできるわけじゃないから
あなたが言ったんです
自分は此処で嬉しいも楽しいも思い出せたって
最初は解らなかったけど、今ならわかる気がします
乙骨 優太
そう、だね……


話している間に保健室についてしまったけれど、

僕は扉を開ける勇気が出せなかった。

だって、きっと

あなたちゃんは僕の事

何とも思っていないだろうから
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