あなたside
目が覚めると、薄暗くて
消毒液の匂いのする部屋のベッドで眠っていた。
ゆっくりとベッドから立ち上がってみると、
近くにある棚に、みんなが持って来てくれたであろう物達が置かれている
"あの人"がいつか、
ピンク薔薇を七本持ってきてくれたっけ
私は、おぼつかない足取りで
その部屋を出た。
あなたsideEND
乙骨side
あなたちゃんが眠って丁度二週間。
彼女は一向に目覚める気配を見せてはくれなかった。
今日は、保健室へ向かう途中に偶々会った
伏黒くんとお見舞いに行くことにした。
いきなり話し始める伏黒くん
話している間に保健室についてしまったけれど、
僕は扉を開ける勇気が出せなかった。
だって、きっと
あなたちゃんは僕の事
何とも思っていないだろうから
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!