第15話

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2024/07/05 08:00
あなた
お待たせしましたー
Jel
お!ありがとぉ、美味しそうやなぁ~!
あなた
紅茶、絶品なんで良ければ
Jel
ありがとぉ!…
この前はごめんな。
あなた
え?
さっきまでの笑顔が嘘だったかのように、
急にしょんぼりした顔になる彼。
何を謝ってるのか分からない。
そんな顔、しないでよ……
Jel
ころん、余計なことばっか言うてたやん?
あなた
あ…
Jel
ほんまはころん、ええやつなんよ?
たまに周り見えんようなるときがあんねんけど、基本ええ奴やから!仲良ぉしてやってや
あなた
あ…はい、分かりました
なんで?
なんで、ころんさんのこと話すの?
しかも、仲良くしてやってって…
そんなの、私、振られてるようなものじゃん。
いくらジェルさんに彼女がいるからって
私はこの気持ちを伝えることすら…
ダメだって言うの……?
そんなの…あんまりじゃん……
Jel
……あー…やっぱ無理かも。
あなた
ジェルさん?
Jel
……なぁ、あなたの名字さん。
あなた
…はい?
Jel
俺もあなたの下の名前って呼んでええ?
なんなの…急に……
振ったような言い方した後に
そんな勘違いさせるような物言いと表情、
やめてよ…
貴方にそんなこと言われたら、
"No"なんて言えるはずないのに……
本当に貴方は、ずるい人だ。
あなた
……いいですよ
Jel
やった!嬉しいわぁ
あなた
…いいですけど、彼女さんに勘違いされないようにして下さいね
Jel
だからそれh…
あなた
では、ごゆっくり!
彼女の話なんて聞きたくない。
彼の口から"遠井さん"なんて聞きたくない。
私から持ちかけた話題なのに
聞きたくない、なんて自分勝手すぎるよね。
私、いつからこんな扱いづらい人間に
なっちゃったのかな。

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