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龍水先輩はこの学年はもちろん全学年で有名だ、私なんかと付き合ったりなんかしたら陰口やらが止まらない…と思う…(
私は1年、彼は2年、わざわざ下の階まできて彼はいつも会いに来てくれる
私が付き合うなんて彼にとっても悪いから私も好きです、なんて言えない
自分ってばかだなと思いますほんとに(
最悪だ…変な声が出た…
なんて言いながら耳を優しく触ってくる
少しワクワクしているのか口角が上がっていて色男って感じに見える
そんなこと思ってたら耳に息が吹きかけられた
満足気…
今度はなんだろうと身構えていたら少し痛みを感じた
甘噛みされたようで近くで息を感じる
今度は耳を舐めたり、また噛んだり
龍水先輩って時々ばかだ
私も私でばかだけど!なんて心の中で思う
今度は耳じゃなく口にキスをされた
と思ったら手はずっと耳をやらしく触っている
愛おしいと言わんばかりの目と触り方にドキドキしてしまう
ずっとしつこく耳を舐めてくると思ったら今度は優しく息を吹きかけてきた
なんて自慢げに言ってくる
あぁ私はこの人のこういうところが好きなんだと再認識させられる
いつもよりも柔らかく微笑む彼に少し驚いていると
なんて甘ったるいセリフを誘惑するような声で耳元で言われる
と言ってまたしつこく耳を攻められる
やだって言ってるのにしつこく攻めてくる彼はやっぱり意地悪だななんて思う
こういう時だけ犬みたいな寂しそうな顔する先輩は本当に策士だな、と思う
断れないの知っててやってるんだから
急に顔を明るくするのは本当に犬みたいでちょっと可愛かった
耳攻め要素が少なくなったかもしれない…
リクエストでした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。