しばらく、ひゅうがとイチのことで盛り上がっては、男はどうとか女はどうとか女子会が続いた。
RIHO「あなたは、順調なんでしょ?」
『んー、一応?』
イチ「いや、今日ぶっ倒れたやつが何言うてんねん苦笑」
NICO「は?倒れた?」
『ただの疲れだから!何ともなかったから!大丈夫だからね?』
NICO「あんたは、どこまでも心配かけるね?」
『すんませーん…でも、本当何もなかったからね?』
RIHO「そう言えば、きぃちゃんはいつ産まれたの?」
イチ「9月の6日で1ヶ月なんやけど、色んな手続きあるから、1ヶ月検診は少し先に延ばしてもらってる。」
『1ヶ月検診…産まれても、病院行かなあかんねんな?』
イチ「うちもビックリしたけど、予防接種がえぐいレベルであんで?」
『もうそれこそ、ひゅうがに全部任せばいいのに!』
RIHO「ひゅうがなら、言えばやってくれるでしょ?」
『言わへんのよ…こいつも、頑固やから。』
NICO「こいつもって、言ったね?頑固なの、あなたは自覚した?」
『まぁ、あれだけ色々とやらかしてきてたらね?』
周りからも言われ、流石に自覚もあるよ。
あれだけ色々とあればね…
本当、厄年みたいな2年半だったな苦笑
『兎に角、私は大丈夫!イチのことも報告出来たし、数日後には実家やし、ゆっくり出来るー!』
RIHO「え、その体調で実家戻るの?」
『まぁ、疲労だったから大丈夫!逆に向こうでいる方がゆっくり出来るし!こっちにいたら、休みでも何だかんだ編集もヤバくなったら、手伝っちゃうしね…』
NICO「産休とかは、もらえるの?」
『1月くらいから、一応産休扱いって言ってたけど…どうなるやらって感じ。事務所もあんな感じだしね?』
イチ「でも、何かええとこ見つかったって言うてたで?」
『あ、そうなんや!そう言うの全然、共有してないや…』
イチ「まぁ、今はあんたの体の負担も考えて他の裏方さんが動いてくれてんやろ?心配かけたくないから、優太くんも言うてへんのやろし…」
『優太も、肝心なことは言わへんねんな…』
次の事務所か…
また、近ければいいんやけどな。
イチ「あっ、姫苺起きてきたから、おっぱいあげてくるわ!」
『あ、うん。』
RIHO「こんな可愛いのにな…」
NICO「ひゅうがに、結婚するつもりは本当にあんの?」
『それはあるみたい。5周年前に1回、結構ガチで怒ってんけどな…それでもまだ怒って1日2日やから、これからの行動次第やと思う。』
NICO「うちらからも、言っておくよ!」
RIHO「イチちゃんのこと考えられないなら、結婚する意味もないだろうしね…逆に負担になってんじゃん。」
NICO「まぁ、それはさっきも言ったけど、まだ付き合ってる感覚でいんじゃないの?」
取り敢えず、2人にはお願いします。とだけ伝えておいた。
2人に言われれば、ひゅうがももう少し考え変わるかな?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!