2人で世間話をしながらデパートへ向かう。
シルク「なんかなー?あなたがメンバーに加わってからアンチコメが少なくなった気がするんだよな〜」
あなた「えっ、そうなの?それは良かった!」
シルク「おう!あと、男性のウオタミさんも増えたと思うんだよなぁ」
あなた「えええっ、そうなの!?」
シルク「んまぁ、あなたは可愛いもんな!(笑)」
あなた「えっ……!?/////」
そんな、どストレートな!思わず顔が熱くなって、あおぐ素振りを見せる。
女性「わぁっ!シルクがいる!!」
女性「ほんとだ!シルクー!!」
あなた「わわっ、視聴者さんかな?」
シルク「いつもありがとなー!」
シルクが笑顔で手を振ってるので私も習って手を振る。
女性「あなたちゃんも居る!可愛いね、あの子!」
女性「ねー、美人さんだよね〜。」
か、可愛いって言われた……!!
嬉しかったので最後にもう一回手を振った。
暫く歩くと、3人組の男性がこっちをチラチラと見ていた。
男性「お!見ろよ!あなたちゃんとシルクだ!おーい!あなたちゃん!シルク!こっち向いてー!」
男性「うおお!ほんとだ!あなたちゃーん!シルクー!」
えっ、私!?
嬉しくなってまた手を振る。
あなた「あっ、ありがとうございますー!あなたですー!!」
シルク「やっほー!これからもよろしくな!」
なんて視聴者さんとのやり取りを幾度となくこなした。一緒に写真を撮って下さい!なんて言われた事もあった。
(本当に色んな人が見てくれてるんだなぁ…!)
そんなこんなでデパートに着く頃には既にヘトヘトになっていた。
チラリを横を見るとシルクは全く変わらず元気そう。流石、慣れてるんだね…!
シルク「あなた、大丈夫か?あなたは特にファンサービス丁寧だし、慣れてねーから疲れただろ?」
あなた「えっ、そ、そんな事ないよ!大丈夫!」
私がそう言うとシルクは呆れた顔で笑った。
シルク「じゃ、呉服屋行くか!」
あなた「うんっ!」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。