第3話

3. 運命
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2024/04/26 07:49 更新
時刻は21時3分。
ガチャっとドアが開く音がした。玄関にいたのは、1人の見知らぬ男性だった。


すると…
彰
…久しぶり、あなたの下の名前。
そう眩しい笑顔を私に向けた。そんな彼に一瞬ドキリとしたが、彼の正体は一瞬でわかった。



あの写真に私と一緒に写っていた、彰だ。
それとなく返事を返した。
あなた
…あ、ひ、久しぶり!
どことなく変な感じになったが、彼はすぐに返事をし、
彰
いや〜なんだかんだ一週間。
だろ?
へ〜そんな経つんだ…なんて思いながら彼をリビングに招いた。私と彰は、同棲をしているわけでは無さそうだ。
彰
ほい。これ!真鯛
あなた
え!?真鯛!?上手そうー
そう目をキラキラ輝かせながら言った。



…その後2人で真鯛を調理し、いただきます。と言おうとした時…


ガチャリ。と鍵が開く音がした。誰だろうと思い、彰にちょっと見てくる。といい、玄関に行こうとした瞬間。ふと気づいた。
あなた
…(なんで私達以外に鍵が
開けられるの?)
それもインターホンも押さずに、勝手にドアを開けるなんて。そう疑問に思いながらも、スタスタと玄関に向かう。すると…





キーっ…と、ドアが開いた。
あなた
…?
その奥に居たのは…深くパーカーを被った男性とみられる人がいた。そのパーカー越しには、綺麗な金髪の髪が見えた。
あなた
…ぇ…
殆ど声にならないほどの声が出た。
どこか見覚えのある顔。髪色。












それは紛れもなく、私が大好きな吐夢くんだ。私にはわかる。吐夢くんの熱狂的ファンだから。
あなた
…吐夢…くん…
思わず声になっていたようで、吐夢くんと思われる男性は、少しだけ驚いたような顔をしながら……私に、馬乗りになった。


…やっぱり。絶対にそうだ。光のないその瞳。その傷んだ髪も。
あなた
…待っ…吐夢くんっ…
だが、何も言う隙もなく鎖で縛られる。
???
……
すると、彼は一瞬手を止めた。だが、また作業を開始し、そのまま彰の方へと向かった。
あなた
んーっ!…ぐっ…
中々届かない。彼を目で必死に追いながら、彰もまた鎖で固く繋がれる。
…私は恐怖を感じた。私は吐夢くんになら殺されたって良い。そう思っていた。だが、いざ殺される状況に陥ると…とても、怖い。
すると、彼は此方を一瞬見た。今朝はズキュン!と来たが、今回は違う。ただひたすら怖い。
ああ、こっちに来る。と、私は悟った。






だが、彼は…驚くべき行動をとった。そう。吐夢くんは彰の方を向き、ザシュッと、彰を切った。血飛沫が上がる。

あなた
…ぇ?
なんで?小説の展開だと質問をするはずだ。


「今から、貴方たちの愛を確かめさせてもらいます。」



そう言う筈だ。
…でも、彰だけを殺した。
…そして、彰の手首を切った。あまりも残酷で、怖かった。
口に付けられたガムテープ越しに、必死に抵抗した。
あなた
…んーっ!んーっ!
すると、吐夢くんは私をみた。すると立ち上がり、私の方に向かってきた。
…すると、私に馬乗りになりガムテープを剥がした。うっと思わず声が出たが、彼は構わず鎖もほどき始めた。
あなた
…っ?
一体吐夢くんは何をしようとしているのか、光がない瞳には寂しそうな雰囲気が溢れている。
???
…
すると、吐夢くんは口を開いた。
???
…貴方は、僕のこと、
知っているんですね。
無機質な声。私が好きだった声。
あなた
…あ。…えっ…?
動揺して何も言えない。
???
…。それに。貴方は僕の事、最近知ったようですね。
あなた
…
感が鋭い。確かに最近吐夢くんのことを知り、好きになった。
…すると、吐夢くんはペタリと微笑んだ。私はそんな吐夢くんにキュンとした。さっきまで怖いと言う思いだけだったのに。
…すると、吐夢くんは何かを私に強制的に飲まされ、段々と眠気が襲う。




そのまま私は眠りについた。
???
…運命、ですね。あなたの下の名前さん。















姫茉里です!また長くなっちゃいました!すみません!なんか区切りが難しくて…

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