雨が降っていた。
重くて、粘つく匂い
血を洗い流すには、少し足りない雨
拠点の広間。
団員が揃っている。
そして
見慣れない男。
ピエロみたいなペイント。
軽い足取り。
でも、隠しきれていない殺気。
団長が淡々と紹介する
ヒソカは楽しそうに手を振った
その瞬間。
ぞくりと、背筋が凍った
あなたは、反射的に笑った。
声が漏れた
でも、似てない。
ヒソカは
「壊したい」側。
あなたは
「壊れても続けたい」側。
根っこが、違う
ヒソカの視線が、ゆっくり動く。
団員をなぞり
最後に、あなたで止まった。
舌で唇をなぞる。
昨日洗濯したばっかなんだけどな〜
フィンクスが即座に割り込む。
ヒソカが目を細くする
あなたは、にこにこしながら近づいた。
距離感、ゼロ。
手を差し出す。
ヒソカの口角が、歪む。
握手。
ヒソカの殺気
あなたの、底抜けの平熱
相殺も、拒否も、しない。
ただ、混ざらない
あなたはヒソカの下半身を指差す
ズギューン














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!