第25話

貴方はまた
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2024/05/06 15:13
?「日帝……ある…か?」
後ろから聞き馴染みのある声が聞こえてきて私は固まる。振り向いてはいけない、目を合わせてはいけない。はきっと私の事を恨んでいるに違いない。だから行きたくなかった。恥ずかしいのもそうだが、何より……







中国先生と対面するのが怖かった。
私は大きな過ちを犯した。だから、顔が立たない。それは育ててくれた師とあの子にも言える事で_
アメリカ「あなたの下の名前(カタカナ)?どうかしたのか?一点を見つめるなんて…あっ!なんだ、中国じゃないか!!」
アメリカ「おーい中国〜!!」
中国「美国どけある!今それどころじゃねぇーある。」
中国がどんどん自分の方へ近ずいてくるのが分かる。早くここから去りたい気持ちでいっぱいだ。でも、足がまるで地に張り付いたみたいに動かない。
中国「日帝?聞いてるあるか?」
あぁもうダメだとそう思ったとき、
アメリカ「中国~何を言うんだい?日帝?そんなわけないだろ?それに見ての通り彼女は女だ。そうだろ?」
どうゆうわけかアメリカが私を庇ったのだ。まぁアイツのことだきっと本当に先生の言動が分からなかったのだろな。それにアイツは過去の事なんて追求するやつじゃないし。
中国「違うあるアメリカ!日帝は…アイツは元々_」
?「おい!アメリカ!例の件ちゃんとしてくれたよな?」
アメリカ「はぁ全くどれだけ俺を呼べば気が済むんだい!あ、き、きき、キャシー!先に会場に行ってくれ!俺もあとから行くから!」
『ま、待ってくださ……』
私の言葉も聞かすに一目散にアメリカは何処かに行ってしまった。
気まずい
非常に気まずい
先生はとっくに私の正体を知っている。となれば、
『わたくしめもお先に失礼致します。』
この場から逃げるのみ!!!
中国「待つある。」
ビクッ
先生にしては低く圧のある言い方に私は少々焦る。まるで春秋時代……の頃の彼の様で…
※春秋時代とは紀元前七七〇年の周室の東遷から紀元前四〇三年晉の韓・魏・趙三氏の独立によって戦国時代のはじまるまでの時代のことで日本では日本の縄文時代の末期、弥生時代の初めの頃の激動の時代。
中国「どうして、まだお前がここにいるあるか?」
『な、なんの事でしょうか?私はアルフレッド様の直属の部下で、今回の会議の進行係を受け賜っております。キャシーと申します。』
中国「とぼけるなある!師匠である私がお前を見違えるはずがないであろう?」
『(怯むな私!平常心を保て!!心に隙があると心が乱れてしまうわ。)』
『何のことかよく分かりませんが、私も自分の業務がありますのでこれにて失礼します。』
中国「はぁ〜まったく」
ガシッ
中国「人の話は最後まで聞けある!!」
『えっ!あ、あの…ちょっと!?』
『あの〜その…手を……話していただけないでしょうか…?』
先生に掴まれた腕はガッチリと固定され離れる気配がない。
中国「いやある。このままにお前が彼奴かどうか見定めてもらうある!ニヤッ」
『(いや!!どうしよう。どうすればいい?どうすれば得策なのか全く分かりませんよ!!)』
?「兄貴どこいったんだぜ?なんか誰か知っているすか?」
?「先生の行方不明てきな?」
?「ハハッそれはまた見てみたいものですね。」
?「こらっ!3人とも真面目に探してよネ!」
『(うわっ!こんな時に限って何でタイミングがいいのよ!!あの子たちが来たら私が日帝だってすぐバレてしまう…そしたら会議どころじゃなくなって菊ちゃんに迷惑が……)』
『((ボソッ…誰か助けt……』
日本「そこの貴方!少し手伝ってくださいませんか?」
『えっ。あ、はい!』
一瞬、何が起こったか分からなかった。分からなかったけど私の身体は何度でもなかったかのように菊ちゃんの方に足を進める。
日本「((ボソここでは目立つので別の場所で話しましょう。」
コクコク
私は頷き菊と一緒にその場を離れた。
その一方、
韓国「あっ!兄貴いたー!探したんだぜ!」
香港「生存確認おっけーてきな?」
マカオ「良かったですお師匠が無事で。」
台湾「さっき日本さんと知らない子だったけど誰だろうネ?ん?せんせー?どうかしたんだネ!?」
中国「全くあの子らは。」
韓・マ・香・台「?」

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